こじまたかのり さくらぎにうたをよむ
児島高徳 桜樹に詩を詠む
太平記




(左記写真は貝掛やぐら・小屋根桝合右面)



児島高徳 桜樹に詩を詠む(太平記)

児島高徳(コジマタカノリ)は備前出身の南北朝時代初期に活躍した武将である。後醍醐天皇を中心とした勢力による鎌倉幕府討幕運動である元弘の乱(元弘元年/1331)の際、後醍醐天皇に応じて挙兵。天皇が隠岐国へ流される時、途中で天皇を迎えようとしたが,天皇はすでに院庄 に入り、事ならなかったため行在所庭前の桜の大木に「天勾践(コウセン)を空しうすること莫(ナカ)れ。時に范蠡(ハンレイ)無きにしも非(アラ)ず」と書いて忠誠を表わしたという。







貝掛やぐら / 小屋根桝合右面



先代・新町やぐら / 大屋根小脇板正面左