とうきちろう のぶながぞうりとり
太閤記
(上記写真は下出やぐら・大屋根欄干物見左面)
● 藤吉郎
信長草履とり 豊臣秀吉が幼少期、藤吉郎と称していた時代、藤吉郎が織田信長公の草履とりになった時の話である。織田信長公は夜な夜な密かに女性の所に草履とりを連れて通ってました。そんな中ある雪の夜、部屋から帰ろうとする織田信長公の草履が暖かい。てっきり草履を尻に敷いておったのではないかと疑うが、藤吉郎は「尻なぞには敷いておりません。御足が冷たい事だろうと懐に入れて暖めておりました」と答え、肌着を脱いで見せると鼻緒の跡が残ってました。このことに織田信長公は藤吉郎の至誠に感じ入るのでありました。 |