うまかわでんせつ
馬川伝説
下出伝承記




(上記写真は下出やぐら・小屋根欄間右面)



馬川伝説

ある日、織田信長の家臣の馬が下出付近を通過中、重い病気にかかり一歩も動けなくなった。途方にくれた織田信長の家臣は地元の住民にどうしたらイイかと尋ねた。すると住民は「下出には伝説の川がある。その川の水を飲めば病気は良くなるでしょう」と言った。それを聞いた家臣は川で水を汲み、病気の馬に飲ませた。すると馬は立ち上がり、大地を蹴り、大きく声を上げた。その様子を見た家臣は驚き腰を抜かす程であった。話を聞いた織田信長は住民に礼をあげ、川の名を「馬川」と、馬が立ち上がった場所一帯を「馬川原」と名づけた。



◎ 大坂府阪南市下出付近の地図