わかぎざくらのたかふだ
若木桜の高札
永寿3年/1184年




(山中渓やぐら・小屋根欄間左面)



若木桜の高札(寿永3年/1184年・源義経)

一ノ谷の戦い前、平時忠は三種の神器のうち八咫鏡と八尺瓊勾玉を持ち出し源義経に差し出していた。源頼朝から平家追討の銘が出ていたが源義経は残る草薙剣を取り戻すまで出兵を待った。実は源義経には他にも思惑があり、平家の若い公達たちの身を案じていた。そこで須磨寺に牛若丸弁慶に高札を立てさせ「もし若木の桜の枝を折る者がいたら、一枝に対して一指を切るぞ」、この言葉には無碍にその命を散らす事のないようにと言う思いを込めた物でした。



◎ 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町付近の地図


300万広域図 (潟Aルプス社 "プロアトラスSV"より) ※ 上図をクリックすると拡大します。



25万広域図 (潟Aルプス社 "プロアトラスSV"より) ※ 上図をクリックすると拡大します。







山中渓やぐら / 小屋根欄間左面