やまとたけるのみこと とうせい
日本武尊 東征
別題:日本武尊 野火の難
4世紀前半




(岡田西組やぐら・小屋根幕板右面)



日本武尊 東征(4世紀前半・日本武尊)

第12代景行天皇の皇子、第14代仲哀天皇の父である日本武尊(ヤマトタケルノミコト・景行天皇2年-43年)は景行天皇の命で九州と出雲を平定(西征)、続いて東国の蝦夷の平定(東征)に向かう様に命じられる。その際、日本武尊は伊勢神宮で叔母の倭姫命より草薙剣(クサナギノツルギ)と袋とを与えられ、危急の時にはこれを開けなさいと言われる。相模の国で国造に荒ぶる神がいると欺かれた日本武尊は、野中で火攻めに遭ってしまう。そこで倭姫命から貰った袋を開けたところ火打石が入っていたので草薙剣で草を掃い、迎え火を点けて逆に敵を焼き尽くしてしまう。いわゆる「日本武尊 野火の難」である。その後、足柄坂の神を蒜で打ち殺し、陸奥国に入り戦わずして蝦夷を平定する。




先代・新町やぐら / 小屋根幕板右面



岡田西組やぐら / 小屋根幕板右面



岡田西組やぐら / 小屋根桝合右面



岡田北組やぐら / 大屋根桝合右面