泉南市・牧野やぐらメンテナンス
- 平成17年6月26日日曜日 -


6月26日日曜日13時から泉南市・牧野のやぐら・やぐら部屋の掃除、及びコマの調整のためやぐら部屋を開けるとの情報を「牧野秋祭り」管理人のうり爺さん、市場保存会Mさんから聞き、張り切って見に行ってきました。



行ったのはイイですが、僕は関係者じゃなく中々近くに行けませんでした。 (>_<)涙


丁度酒処「やぐら」の大将さんがいらっしゃって、手招きして頂きやっと近くで拝見できました。
(^^ゞ


大きなやぐらです。 牧野は平成12年9月30日土曜日に新調、製作:見本圭介、
彫り物:木下賢治、本幕:川島織物。


沢山の人が掃除に駆けつけていました。


大きなやぐらなので、コマも入念にチェックしていました。


立派な木鼻です!


正面向かって左側の小屋根幕板です。


桝組と木鼻です。


小屋根の鬼板と懸魚です。イカツい鬼板!


桝組、桝合です。


正面向かって右側の小屋根幕板です。


桝組と木鼻です。


これまた立派な木鼻!


やぐら初の入母屋扇垂木の屋根です。


やはり大きなやぐらでした。


僕は関係者じゃないのであまり邪魔しては申し訳ないので
約10分程度で帰ってきました。
でも噂には聞いてました牧野の立派なやぐらをじっくり拝見できて
とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。
今日はこの様な貴重な情報を教えて頂いた「牧野秋祭り」管理人のうり爺さん、
市場保存会Mさん、そして手招きして頂いた酒処「やぐら」の大将さんありがとうございました。
また今日は晴天の中、掃除されていた皆様お疲れ様でした。
今年も本祭りの際には是非とも牧野のやぐらを見学に行きたいと思います。
m(__)m


彫物図柄解説(牧野やぐら新調記念誌より抜粋)

【大屋根回り】
   ・正面 − 天の岩戸(天照大神)
   ・左面 − 素戔鳴尊大蛇退治
   ・右面 − 日本武尊・野火の難をのがれる
   ・後面 − 因幡の白兎
【小屋根回り】
   ・正面 − 神武天皇東征
   ・左面 − 神功皇后・応神帝平産す
   ・右面 − 雄略帝葛城山にて猪退治す
【本体正面】
   ・上面 − 日吉丸誕生
   ・左面 − 牛若丸、鞍馬山にて修行す
   ・右面 − 本能寺の変
【本体右面】
   ・前上 − 日吉丸、矢作橋にて小六に出会う
   ・前下 − 熊谷次郎実、敦盛を呼びもどす
   ・後上 − 楠木正行、如意輪堂に辞世の歌を記す
   ・後下 − 巴御前の勇姿
【本体左面】
   ・前上 − 日吉五郎丸、馬に乗る
   ・前下 − 宇治川先陣争い(宇治川合戦より)
   ・後上 − 楠公父子、桜井の駅の別れ
   ・後下 − 木曾義仲の戦い


「牧野やぐら新調記念誌」表紙