雄信達地区試験曳き
- 平成20年9月28日日曜日 -


今日は阪南市やぐらパレードの1週間前、何処の試験曳きを見に行こうか悩みましたが、雄信達地区の試験曳きへ行く事にしました。雄信達地区は阪南市とやぐらのタイプや曳き方も似てて、しかも先代鳥取中のやぐらが男里南組へ嫁いでる関係もあって興味津々! 今日は自町若頭会T君と一緒に11時に我が家を出発、道中榮組や相生町のやぐらを横目にオークワで昼食とビールを飲んで、13時過ぎに男神社へ到着しました。



「やぐらは何処か?」
耳を頼りに探すと府道26号線男里川交差点でやっと発見!


しこってます!


まずは男里北組のやぐらの詳細です。

男里北組 (おのさときたぐみ・泉南市雄信達地区)
 ・新調:明治時代末期
 ・大工:不明
 ・彫師:不明
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:梶内だんじり(大阪夏の陣)
 ・宮入:男神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】

・飾目 − 唐獅子
・懸魚 − 牛若丸弁慶、五条大橋の出会い
・車板 − 正面:張果老仙人,瓢箪から駒
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
【小屋根廻り】
・飾目 − 親子唐獅子
・懸魚 − 牡丹の唐獅子
・枡合 − 後正面:呂布 山昇て敵の陣中を計る、 右:?、 左:?
・幕板 − 右:曹洪 曹操を扶け大河を越す、
       左:玄徳、的廬踊らせて檀渓を跳ぶ


男神社辺りでUターン。


今日は小学校の運動会と重なり、約1時間のみ男里北組を曳行します。


再び男里川交差点をまっせー。
この曳き方、阪南っぽくてイイですネ。


まっせー、まっせー。


男里地区は路地が非常に狭いですネ。


もっせー、もっせー。


13時50分、やぐら部屋へ納庫。


本幕もはずされて、泥幕に。
ちなみに男里北組の本幕は平成14年に新調された立派な本幕です。


続いて男里南組の曳行準備中です。


ちょっと時間があったので、
T君と「泉州の祭り」管理人:半田さんとビール片手にやぐら談義。


15時、いよいよ男里南組が出発します。


男里南組は幡代,馬場と合わせるので気合十分!


勢い良く駆けて行きました。
この後ろ姿、やはり阪南っぽいです。 (*^_^*)


正面から撮影。


先代・鳥取中を彷彿とさせる曳行シーン。


男里川交差点でしこってます。


かなり盛り上がってます。


ちょっとローアングルから撮影。


立派なダテを通過。
樽井地区も同様に、ダテには赤の幕が施されてますネ。


ますます盛り上がってます。


男里川交差点でUターン。


男神社前でUターン。


盛り上がってます。


再び男里川交差点でUターン。


しこってます。


勢い良く駆けて行きました。


今日の試験曳きの情報は、男里関係者から頂戴しました。
感謝!感謝! m(__)m


昔、こう言う光景がありましたネ!


狭い道を梶台切り替えしながら曳行するのがやぐらの醍醐味。


信号待ちです。


三度目は男里川交差点でまっせー。


しこってます。


やはり男里地区は狭い路地が多いですネ。


ちょっと高台から撮影。


はいっ、チーズ!


今度はローアングルから撮影。


臨海線・双子池交差点にて信号待ち。


まっせーが始まりました。


数周まっせーしてから勢い良く駆けて行きました。


時間調整で待機中。


旧・丸大運輸汲ヨ先廻りすると、馬場のやぐらが既に待機中。


しこり始めました。


ローアングルから撮影。


16時30分、幡代のやぐらがやって来ました。


ドッカでUターンして再び駆けて来ました。


後ろ姿です。


再びやって来ました。


管理人の中では今日の目玉の一つ、幡代のやぐらです。


幡代と馬場が並びました。


そうこうしてると、男里南組のやぐらがやって来ました。


盛り上がってます。


男里南組もスルーして行きました。


再びやって来ました。


"もっせー"で馬場の横へ移動。


3台並びました。


左から幡代,馬場,男里南組のやぐらです。


しこってます。


この写真が今日のベストショットかな…。


↑の写真をちょっとアップしました。


後ろ姿です。


逆方面から撮影。


男里南組のやぐらの詳細です。
 
男里南組 (おのさとみなみぐみ・泉南市雄信達地区)
 ・新調:昭和10年頃
 ・大工:有岡製作所
 ・彫師:美濃村松雲氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:三越百貨店
 ・宮入:男神社

◎ 彫物図柄解説
【主題】
・三国志
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・飾目 − 親子唐獅子
・小脇板 − 右:蝦蟇仙人、 左:鉄拐仙人
・幕板 − 右:?、 左:天竺の班足王
・犬勾欄 − 唐獅子
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 宝珠を掴む青龍


彫物編へ続く


幡代のやぐらの詳細です。
 
幡代 (はたしろ・泉南市雄信達地区)
 ・新調:平成11年(同年9月19日入魂式)
 ・大工:川端建設(川端三千雄氏)
 ・彫師:木下賢治氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:不明
 ・宮入:久保神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】

・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 前:飛龍、 後:唐獅子
・車板 − 正面:谷越え唐獅子
・枡合 − 正面:天の岩戸、 右:日本武尊 野火の難、 左:神功皇后 平産す
・欄間 − 正面:後醍醐天皇隠岐より帰る、 右:楠公子別れ桜井の駅、
       左:新田義貞 稲村ヶ崎刀剣の場
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・小脇板 − 右:風神、 左:雷神
・幕板 − 右:真田幸村 家康本陣急襲す、 左:信玄と謙信 龍虎相討つ
・犬勾欄 − 阿吽の唐獅子
・板勾欄 − 富士の巻狩 勢子の活躍、 富士の巻狩り 仁田四郎猪退治
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 松に鷹
・枡合 − 神話伝説七場面 (正面:雄略天皇 猪退治、
       右:神武天皇 東征、 左:素盞嗚尊 大蛇退治)
・欄間 − 右:那須与一 扇の的、 左:義経 弓流し
・幕板 − 右:義経 八艘飛び、 左:為朝の豪弓
・板勾欄 − 右:頼朝 朽木隠れ、 左:?
・縁葛 − 浪に鯉


彫物編へ続く


馬場のやぐらの詳細です。
 
馬場 (ばば・泉南市雄信達地区)
 ・新調:昭和12年,13年
 ・大工:不明
 ・彫師:不明
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:不明
 ・宮入:信達神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】

・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:鳳凰、 背面:翔鶴
・小脇板 − 右:蝦蟇仙人、 左:鉄拐仙人
・幕板 − 右:?、 左:入雲龍 公孫勝
・脇障子 − 右:?、 左:漢の高祖の龍退治
・犬勾欄 − 右:義経の弓流し、 左:与一の功名
・板勾欄 − 右:敦盛を呼び戻す熊谷次郎直実、 左:?
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 鷲の猿掴み

彫物編へ続く


小休憩の様です。


「幡代のやぐらは、エエ彫物してるから絶対見るべきや!」とアドバイスを頂戴しました。
実際見てみると、やはりエエやぐらですネ。


再び動き始めました。


まっせー。


まっせー。


まっせー。


まっせー。


まっせー。


まっせー。


まっせーが終わりました。


3台向き合いました。


梶台を上げました。


團長だんの音頭の取り合い。


そして日本酒の一気飲み。 (^^ゞ


エエ光景ですネ。


男里南組が旧・丸大運輸汲退散。


男里南組の後ろを馬場が追随。


交差点を勢い良く曲がって行きます。


馬場の後ろを幡代が追随。


男里南組と馬場との「やぐら相撲」。
右が男里南組の梶台です。


馬場を見送ります。


続いて幡代も帰町。


双子池交差点にて信号待ち。


まっせーが始まりました。


かなりの勢いでのまっせーです。


しこってます。


日もだいぶ落ちてきました。


男里川交差点にて信号待ち。


しこってます。


勢い良く駆けて行きました。


す・る・と・、先ほど納庫し、
御簾掛まで片つけてた男里北組のやぐらが再び登場!


男里北組と男里南組の2ショット。


2台で盛り上がってます。


18時、かなり日が落ちてきたので僕も帰路に着きました。

しかしながら、阪南と曳き方が似てるので非常に親しみを感じましたし、
感動を覚えました。
祭り当日は見に行けませんが、エエ祭りを迎えて下さい。
今日はありがとうございました。
m(__)m