獅子講やぐらブレーキテスト
- 平成21年5月3日日曜日 -


獅子人さんのブログ」によれば、今日の午前中からブレーキパッドの交換、14時頃から1時間程度、ブレーキテストとして試験曳きを実施するとの情報を得、ゴールデンウィークの今日、張り切って行ってきました。ただ…、昨日は19時から自町若頭会の方の家へ飲みに行ってまして、家に帰ってきたのが4時30分、約9時間飲み続けてて寝不足と二日酔いの中での見学です。僕は10時15分頃に家を出て自転車で樽井へ。10時45分頃に現地に到着しました。



既に小屋は開いてました。
半田さんも既に到着してました。


獅子講と言えば、この鬼板。


ブレーキパッドの交換中です。


まずは獅子講のやぐらの詳細です。

獅子講 (ししこう・泉南市樽井地区)
 ・新調:昭和26年新調
 ・大工:阪南市波有手の大工
 ・彫師:西岡弥三郎藤原政光氏、白井秀紀氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:不明
 ・宮入:芽淳神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲海
・懸魚 − 正面:松に鷹、 後ろ:梅福仙人
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 菊紋
・車板 − 正面:龍虎、 後ろ:龍虎
・枡組 − 龍頭、唐獅子(三手先四段)
・枡合 − 波濤、 雲海
・木鼻 − 上段:獅子鼻、 下段正面:象鼻
・欄間 − 正面:唐獅子に手鞠、  左:昇龍、 右:降龍
・虹梁 − 正面:牡丹、 左:波濤、 右:波濤
・小脇板 − 左:獅子の子落とし、 左:獅子の子落とし
・柱巻 − 獅子の子落とし
・御簾 − 日輪に阿龍と宝珠を掴む吽龍
・幕板 − 竹林の七賢人、 後ろ:竹に虎
・脇障子 − 左:関羽雲長、 右:張飛翼徳 (三国志)
・竹の節 − 青海波
・兜桁 − 「獅子」の文字
・犬勾欄 − 唐獅子
・勾欄合 − 牡丹に唐獅子
・縁葛 − 牡丹に唐獅子
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲海
・懸魚 − 鳳凰
・飛檐垂木 − 菊紋
・地垂木 − 菊紋
・枡組 − 唐獅子(三段)
・枡合 − 唐獅子、 波濤
・木鼻 − 獅子鼻
・虹梁 − 梅に山鵠
・欄間 − 左:竹に雀、 右:松に鶴
・太鼓廻り − 牡丹に唐獅子
・幕板 − 左:天孫降臨、 右:天の岩戸 (日本神話)
・勾欄合 − 牡丹に唐獅子
・束 − 「獅」の文字


管理人が好きなアングル、ローアングルからの撮影です。 (*^_^*)


12時頃から半田さんと昼食に行き、13時頃にやぐら小屋へ。


13時、ちょっと早めに出発する様です。


動き出しました。


通称「獅子講通り」へやぐらを出しました。


いつ見ても樽井のやぐらは大きいですネ!


後ろ台場を取り付けてます。


鳴り物担当もスタンバイOK!


動き出しました。


盛り上がってます。


後ろ姿。


一旦、止めてブレーキをチェック。


10分程ブレーキをチェックし、再び動き始めました。


エンヤ、エンヤ。


すごく重そう…。


ココを右折。


広い道に出てきて、しこってます。


エンヤ、エンヤ。


盛り上がってます。


音頭も出てきました。


エンヤ、エンヤ。


音頭が始まりました。


ローアングルから撮影。


エンヤ、エンヤ。


ココでUターン。


ちょっと休憩。


再び動き始めました。


鳴り物担当も盛り上がってます。


ちょっと登り坂で大変そう…。


この人数で、この大きなやぐら曳くのは大変でしょうねぇ〜。


ホンマに重そう…。 (>_<)


ちょっとダッシュ!


エンヤ、エンヤ。


ダッシュ!


盛り上がってます。


後ろ姿。


正面へ先回り。


ココを左折。


「獅子講通り」へ戻ってきました。


小屋はもうすぐ。


エンヤ、エンヤ。


小屋へ戻ってきました。


小屋前で音頭。


ちょっとやぐらを据えます。


樽井のやぐらのブレーキ。


今回、このブレーキをメンテしました。


14時15分、やぐらを納庫する様です。


もっせー、もっせー。


納庫も大変そう…。


ほうほう、縁障子はこうやってなおすのですネ。


獅子講の納庫の様子は始めて見ました。


戻してます。


ウマをかまします。


前台場をはずします。


前台場を縦にして、なおします。


大きな樽井のやぐらはこうやって納庫するのですネ!


14時45分、小屋の扉が閉められました。

しかしながら、ゴールデンウィークの中の1日をやぐらと過ごせて幸せでした。
特に情報を御提供頂きました獅子人様、どうもありがとうございました。
獅子講を改めて堪能させて頂きました。
ともあれ、今日はありがとうございました。
m(__)m


 
彫物編へ続く







・ 御 案 内 ・


やぐらの詳細は「地車紹介 from 佐野川くんのやぐら講釈」にて