岡中やぐら庫新築記念曳行
- 平成21年9月5日土曜日 -


岡中がやぐら庫を新築し、その移転にともな記念曳行をするとの情報を得、行ってきました。ただし、やぐらの曳行自体は18時頃からと言う話で、管理人は仕事の雑用で18時30分頃には現地を離れなくてはいけないので、曳行自体はあまり見れないのを覚悟の上での見学です。



14時30分に現地(旧やぐら庫)に到着。


ちょうど準備中でした。


ちょうど荒縄巻きをやってました。


ギャラリーは僕だけ…、ちょっと恥ずかしかったです。 (^^ゞ


まずは岡中のやぐらの詳細です。

岡中 (おかなか・泉南市信達地区)
 ・新調:平成10年(同年10月3日入魂式)
 ・大工:安田建設
 ・彫師:木下彫刻工芸
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:川島織物
 ・宮入:岡中鎮守神社

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 雲海に龍
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後ろ:雲に鶴
・車板 − 正面:石橋山合戦、 後ろ:宇治川 先陣の争い 【源平盛衰記】
・枡合 − 正面:生田の森 梶原景時、 右:倶利伽羅峠大合戦 木曽義仲、
      左:一ノ谷 梶原源太景季、 後ろ:宇治川 先陣の争い 【源平盛衰記】
・虹梁 − 菊
・欄間 − 正面:屋島の合戦 那須与一、 右:壇ノ浦合戦 義経八艘飛び、
      左:壇ノ浦合戦 義経を追う平教経 【源平盛衰記】
・長押 − 雲に鶴
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・小脇板 − 右:木曽義仲、 左:鷲尾三郎 【源平盛衰記】
・幕板 − 右:一ノ谷の合戦 平山武者所季盛の勇戦、
      左:黄海の戦い源義家 阿部貞任を討つ 【源平盛衰記】
・脇障子 − 右:一ノ谷合戦 梶原景時、 左:栗津合戦 木曾義仲 【源平盛衰記】
・兜桁 − 「岡中」の文字
・犬勾欄 − 正面:源頼朝、 右:真田与一、 左:源義家 【源平盛衰記】
・板勾欄 − 正面:楽器遊び、 右:司馬温公の瓶割の場、 左:鬼ごっこ 【唐子遊び】
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 松に鷹
・車板 − 一ノ谷の合戦 【源平盛衰記】
・枡合 − 正面:平景清、 右:平通盛、 左:平清盛 【源平盛衰記】
・虹梁 − 菊
・欄間 − 右:鎮西八郎為朝の豪弓、
      左:一ノ谷 敦盛を呼び戻す熊谷次郎直実 【源平盛衰記】
・長押 − 雲に鶴
・柱巻 − 右:鯉の滝昇り、 左:鯉の滝昇り
・太鼓周り − 雲に鶴亀
・幕板 − 右:牛若弁慶 五条大橋の出合、 左:鞍馬山 牛若修行の場 【源平盛衰記】
・板勾欄 − 右:梅波に浜千鳥、 左:梅波に浜千鳥
・縁葛 − 右:波間に兎、 左:波間に兎
【本幕】
・本幕 − 正面:岡中神明神社御神紋に岡中の文字、
      右:加藤清正 新納武蔵守の血戦、
      左:賤ヶ岳の合戦 秀吉本陣佐久間の乱入 【太閤記】


「泉州の祭り」管理人:半田さんと合流し、一旦現地を離れ、
16時20分に再び現地へ。


提燈が取り付けられてました。


泉南市唯一の駒提燈。


荒縄巻きとブレーキの調整を行ってました。


時間があるので新やぐら庫へ。


ちょうど式典を行ってました。


厳かに行われてます。


新やぐら庫。


三度、旧やぐら庫へ。


荒縄巻きが終わってました。


梶台にロープを巻いてます。


作業風景。


段々と夕方の日差しになってきました。


作業風景。


慎重に作業が行われてます。


ちょっとやぐらを仰ぎ見ました。


岡中のシンボル、岡中鎮守社の大楠。


提燈に燈が点されました。


幕受けを取り付けます。


幕受けを取り付けます。


綱も取り付けました。


泥幕を取り付けます。


泥幕。


泥幕を取り付けました。


やぐらを仰ぎ見ます。


岡中鎮守社の大楠とやぐら。


姿見。


姿見・フラッシュ有バージョン。


ローアングルから撮影。


本幕を取り付けます。


立派な本幕です。


本幕。


大屋根幕板もライトアップされてます。


本幕の姿見。


ローアングルから撮影。


やぐらが「正装」されました。


駒提燈の燈入れ風景、絵になりますネ!


18時30分、そろそろ動き出す雰囲気ですが、仕事へ行くのでココまでの見学。
曳行風景見たかったので非常に残念ですが、やむを得ません。
でも準備中だけですが、岡中のやぐらを拝見できて良かったです。
(*^_^*)


 
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新築されたやぐら庫。
(8月22日土曜日撮影)


やぐら庫には岡中マークが。


駐車禁止の貼り紙。


やぐら庫新築のお知らせ。