岡田中組やぐら新調入魂式
- 平成21年9月13日日曜日 -


午前中、榮組やぐら入魂式へ行った後、オークワ尾崎店で自町若頭会T君とお好み焼きを食べてから一緒に尾崎駅12時28分発の区間急行で岡田浦駅へ。12時40分にりんくう南浜公園へ到着。ちょうど記念式典を行ってました。



入口付近には西組と北組のやぐらが…。


その奥には中組のやぐらが据えられてました。


これが、真新しい岡田中組のやぐらです。


まずは岡田中組のやぐらの詳細です。

岡田中組 (おかだなかぐみ・泉南市西信達地区)
 ・新調:平成21年 (同年9月13日入魂式)
 ・大工:池内工務店
 ・彫師:野原湛水氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:不明
 ・宮入:里外神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 宝珠を掴む青龍
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後ろ:飛龍
・車板 − 正面:恵比寿天と大黒天、 後ろ:素戔嗚尊 大蛇退治
・二重枡合 − 右:雷神、 左:風神
・枡合 − 正面:北野大茶会、 右:秀吉 屈辱を忍ぶ、
      左:大徳寺 焼香の場、 後面:秀吉 辞世の句
・虹梁 − 若葉
・欄間 − 正面:清洲会議、 右:高松城水攻め、 左:長浜城初城主、
      後ろ:清洲城 割普請
・長押 − 妻:梅に山鵲、 平:牡丹に山鵲
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・小脇板 − 右:豊臣秀吉、 左:徳川家康 【小牧長久手の戦】
・幕板 − 右:佐久間玄蕃 秀吉本陣に乱入す、 左:尼崎の危難
・脇障子 − 右:餅をつく信長,こねる光秀、
       左:秀吉が餅をこね,食べる家康 【御代乃若餅】
・兜桁 − 里外神社御神紋
・番号持(札差) − 豊臣秀吉
・犬勾欄 − 正面:阿吽の唐獅子、 右:虎、 左:鶴
・擬宝珠勾欄・勾欄合 − 正面右:稲葉山城攻略、三献の茶、
       正面左:信長から乙御前の釜を拝領、勝家と意見が合わず 長浜に帰還、
       右:日吉丸誕生、松下加兵衛との出合い、光明寺を出される、オネと結婚、
       左:半兵衛 最後の策を進言、百姓太郎助 瓜献上す、石川五右衛門 香炉盗り、
         伏見城で死す 【太閤立志伝】
・束 − 力神
・内勾欄 − 関白 祝賀の宴
・板勾欄 − 正面右:傳八郎 捕わる、 正面左:光秀 本陣へ撤退、
       右:中国大返し、 左:山崎の合戦
・縁葛 − 正面:賤ヶ岳大合戦
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・箱棟 − 波に玄武
・懸魚 − 松に鷹
・車板 − 後鳥羽上皇に鰈を献上す
・二重見送り − 本能寺の変
・虹梁 − 若葉
・欄間 − 右:草履取り、 左:日吉小六 矢作橋出会い
・長押 − 梅に山鵲
・太鼓周り − 醍醐の花見
・幕板 − 右:秀吉 富士川の初陣、 左:加兵衛 危急を救う
・板勾欄 − 右:金ヶ崎退口、 左:小谷城 虎口抜け
・縁葛 − 右:長短槍試合、 左:前田利家に湯漬けを所望
【本幕】
・本幕 − 正面:里外神社御神紋に岡田の文字、 右:加藤清正 虎退治、
      左:加藤清正 虎退治


正面には「入魂祭」の文字と日の丸の扇子が…。


纏も新調した様です。


新調記念式典の全景。


横断幕。


式次第。


お祝いの数々。


僕はココから彫物の撮影タイム。 (*^_^*)
詳しくは、「彫物編」を御覧下さい。

彫物編へ続く


14時50分、出発の様です。
既に…、豪華な彫物にも酔いましたが酒にも酔ってる管理人でした。 (^^ゞ


まずは西組が移動。


3台向かい合いました。


どうやら「かけ合い」の様です。


盛り上がってますネ。


ソーリャ、ソーリャ。


中組。


左が北組、右が西組。


ソーリャ、ソーリャ。


10分程「かけ合い」をし、出発。


中組も動き出しました。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


やぐらには彫師:野原湛水氏が乗ってます。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


公道へ出ました。


ソーリャ、ソーリャ。


北組へ先まわり。


将来の青年團團長さんです。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


管理人オススメの一枚。 (^_-)-☆


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


曳くの大変そう…。


岡田浦漁港付近を曳行。


ちょっと登り坂、重そう…。


ピンボケですが、曳き手の苦労を一枚。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


鳴り物隊。


後ろ姿。


再び正面へ先まわり。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ホンマに重そう…。 (^o^)ガンバレッ!!!


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


中組の前には北組のやぐらがいます。


その向こうには西組のやぐらが。


とりあえず北組の正面を撮影し…。


西組の正面へ先まわり。


西組も盛り上がってます。


ソーリャ、ソーリャ。


ココで今一度、西組のやぐらの詳細です。

岡田西組 (おかだにしぐみ・泉南市西信達地区)
 ・新調:大正5年
 ・大工:大寅 若野寅太郎氏
 ・彫師:美濃村松雲氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:川島織物
 ・宮入:里外神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:鳳凰、 背面:飛龍
・車板 − 正面:平景清 錣引き 【源平盛衰記】
・枡合 − 正面:?、 右:?、 左:?
・欄間 − 正面:?、 右:?、 左:?
・虹梁 − 雲海
・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍
・小脇板 − 右:新田義貞従者、 左:新田義貞 稲村ヶ崎投剣の場 【太平記】
・幕板 − 右:鷺池平九郎 勇戦【太平記】、 左:那須与一 扇の的を射る 【源平盛衰記】
・兜桁 − ?
・犬勾欄 − 波に千鳥
・板勾欄 − 正面右:司馬温公瓶割りの場、 右:?、 左:唐子遊び 雪だるま 【唐子遊び】
・縁葛 − 正面:?、 左:鞠を曳く唐獅子
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 松に鷲
・枡合 − 後正面:児島高徳 櫻木に歌を詠む、 右:楠正成 後醍醐天皇に拝謁す、
      左:村上義光 錦の御旗奪還 【太平記】
・欄間 − 右:?、 左:?
・幕板 − 右:義経を追う平教経、 左:源義経 八艘飛 【源平盛衰記】
・板勾欄 − 右:楽器遊び、 左:楽器遊び 【唐子遊び】
【本幕】
・本幕 − 正面:岡田の文字に里外神社御神紋、 平:秀吉と賤ヶ岳七本槍


ソーリャ、ソーリャ。


続いて北組のやぐらがやって来ました。


西組に次いで、北組のやぐらの詳細です。

岡田北組 (おかだきたぐみ・泉南市西信達地区)
 ・新調:平成16年 (同年9月19日入魂式)
 ・大工:有限会社畑谷建設
 ・彫師:木彫工房筒井,木彫白井
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:株式会社谷尾
 ・宮入:里外神社

◎ 彫物図柄解説 (岡田北組やぐら新調記念誌より抜粋)
【正面】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 鳳凰
・車板 − 夫婦岩初日之出
・木鼻 − 右:鈴を抱く唐獅子、 左:子を抱く唐獅子
・桝間 − 天之岩戸
・欄間 − 富士の巻狩り、源頼朝本陣
・柱巻 − 右:昇竜、左:降竜
・小脇板 − 右:児島高徳、櫻木に赤誠を記す
       左:新田義貞、金造りの太刀を竜神に捧ぐ
・脇障子 − 右:本能寺の変、織田信長
       左:本能寺の変、森欄丸
・犬高欄 − 左右:牡丹に唐獅子
・擬宝珠高欄 − 右:十二支 戌,亥、 間:力士束、
         左:十二支 子,丑
・内高欄 − 賤ケ岳の合戦 加藤清正、山路将監を討つ
・板高欄 − 右:賤ケ岳の合戦 片桐且元の勇戦
       左:賤ケ岳の合戦 加藤嘉明の勇戦
・縁葛 − 牡丹に唐獅子
【右前屋根・胴廻】
・箱棟 − 雲海
・垂木 − 上:区の頭文字「岡」、 下:獅子
・桝組 − 阿吽龍・松竹梅・獏・象・獅子・牡丹
・桝合 − 素盞鳴尊大蛇退治
・木鼻 − 小槌を抱く唐獅子、巾着を抱く唐獅子
・欄間 − 富士の巻狩り、獅子の活躍
・兜桁 − 丸に三つ巴
・擬宝珠高欄 − 十二支 午,未,申,酉、 間:力士束
・板高欄 − 賤ケ岳の合戦 鬼玄蕃、秀吉本陣急襲
【右後屋根・胴廻】
・桝間 − 日吉丸矢矧橋の出逢い
・木鼻 − 前:鈴を抱く唐獅子、 後:牡丹を咥える唐獅子
・欄間 − 忠臣蔵、清水一学奮戦
・幕板 − 大坂夏の陣、真田幸村勇戦
・板高欄 − 藤吉郎 初見参
・縁葛 − 唐子遊び 司馬温公甕割り
【左前屋根・胴廻】
・桝間 − 日本武尊 野火の難を逃れる
・木鼻 − 前:牡丹を咥える唐獅子、 後:瓢箪を抱く唐獅子
・欄間 − 富士の巻狩り、仁田四郎猪退治
・兜桁 − 丸に三つ巴
・幕板 − 関ヶ原獅子奮迅鬼左近大乱戦
・擬宝珠高欄 − 十二支 寅,卯,辰,巳
・板高欄 − 賤ケ岳の合戦 福島正則勇戦
【左後屋根・胴廻】
・桝間 − 醍醐の花見
・木鼻 − 前:牡丹を咥える唐獅子、 後:鈴を抱く唐獅子
・欄間 − 忠臣蔵 上野介召捕
・幕板 − 大坂夏の陣 木村重成勇戦
・板高欄 − 藤吉郎 一夜城用材調達
・縁葛 − 唐子遊び 宝車曳き
【後面】
・前屋根懸魚 − 鷹
・前屋根車板 − 雲海
・前屋根桝間 − 神功皇后説話 応神天皇平産す
・前屋根木鼻 − 右:鞠を抱く唐獅子、 左:宝珠を抱く唐獅子
・後屋根懸魚 − 雲龍
・後屋根車板 − 風神・雷神
・後屋根桝間 − 樫井川の合戦、塙団右衛門出師
・太鼓ぐるり − 牡丹に唐獅子


エエ感じですネ!


中組のやぐらがやって来ました。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


綱先へ先まわり。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


やぐらには彫師:野原湛水氏が。


角度を変えて一枚。


もう一枚。


しつこくもう一枚。


さらにもう一枚。


法被の襟には「木彫 野原湛水」の文字が…。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


どうやら小休憩の様です。


管理人一行もビールを求めて上林酒店へ。


ビールを片手に再び戻ると、やっと動き出してました。


まずは西組。


ここにも将来の青年團團長さんが…。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


続いて北組。


ソーリャ、ソーリャ。


管理人が好きなローアングルから撮影。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


鳴り物隊。


西信達地区独特の笛の音色。


エエ音なんですが、写真で伝えれないのが残念。 (>_<)


纏。


これまたローアングルから撮影。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


盛り上がってます。


兄貴を発見!


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


盛り上がってますネ!


一方北組は、もうすぐ里外神社へ。


北組の鳴り物隊。


北組が里外神社境内へ入りました。


残すは中組のみ。


盛り上がってます。


まだ納庫したくない様子。


段々と夕方の日差しになって来ました。


組頭。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


里外神社の高台から撮影。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


まだまだ盛り上がってます。


まだまだ納庫したくない様です。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


いよいよ境内へ入りました。


後ろ姿。


後ろ姿。


後ろ姿。


もうすぐ小屋です。


ソーリャ、ソーリャ。


納庫する小屋が西組と交代した様です。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


ソーリャ、ソーリャ。


一番右側の小屋へ納庫です。


モッセー、モッセー。


モッセー、モッセー。


モッセー、モッセー。


小屋前には沢山の人々が見守ってます。


もうすぐ納庫。


北組の右隣に据えられました。


管理人もココまで見学して、帰路に着きました。

今日は入魂式の様子を見れずに式典からの参加だったのが残念ですが、
まぁ朝からの搬入の様子も見れてとても良かったです。
昨年新調した下出は「奇抜なやぐら」、陸宮本は「やぐららしいやぐら」、
そして中組のやぐらは「ドッシリしたやぐら」って言うのが管理人の正直な感想。
非常に大きく、彫物も立派に思いました。

また今日はデジカメで636枚、ビデオカメラで約40分程撮影しました。

ともあれエエやぐら新調、おめでとうございます。
\(^o^)/




横断幕(西信達小学校前)。


横断幕(岡田7丁目付近)。



彫物編へ続く