大西町やぐら昇魂式前夜祭
- 平成22年10月23日土曜日 -


明日はいよいよ大西町やぐら昇魂式の日です。その前日、18時から前夜祭をするとの情報を得、行ってきました。自宅を17時30分に出発しテクテク自転車こいでいざ海老野の浜へ。早くやぐらを見たい一心で、わずか10分で海老野の浜へ到着。でも閑散としてて、どうやら前夜祭は19時からだった様です。なお今日は一眼レフカメラでの撮影故に、画像サイズが普段の640x480pixelじゃなくて、720x480pixelでのアップです。




17時40分、海老野の浜へ到着。



「管理人さん!一杯飲んで行きよ!」とお声をかけて頂き、
早速ビールを頂戴しました。 (*^_^*)



エエ感じに酔ってからやぐら部屋へ。



既に提燈に燈がともされ、準備万端です。



今日は泥幕姿でした。



まずは大西町のやぐらの詳細です。

大西町 (おおにしちょう・尾崎地区)
 ・新調:平成3年(同年9月8日入魂式)
 ・大工:見本圭介氏
 ・彫師:木下彫刻工芸
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:梶内だんじり
 ・宮入:波太神社

● 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後ろ:雲に鶴
・車板 − 正面:牡丹に若葉
・枡合 − 正面:天の岩戸、 右:神功皇后 三韓征伐、 左:神武天皇東征、 後ろ:日本武尊 野火の難
・虹梁 − 牡丹に唐草文様
・欄間 − 正面:楠公父子 桜井の別れ、 右:新田義貞 龍神に祈りて稲村ヶ崎を干潟となす、
      左:村上義光 錦の御旗奪還、 後ろ:楠正成 笠置にて後醍醐帝と謁見す 【太平記】
・長押 − 雲に鶴
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・小脇板 − 右:坂上田村麻呂 蟹退治、 左:素盞嗚尊 八岐大蛇退治
・幕板 − 右:巴御前 奮戦、 左:義経 八艘飛び
・兜桁 − 町名
・犬勾欄 − 正面右:雷神、 正面左:風神、 右:波に千鳥、 左:波に千鳥
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 タタラ束:力神
・板勾欄 − 正面:刀傷松の廊下、 右:大石内蔵助 吉良邸討入、 左:清水一学の奮戦 【忠臣蔵】
・縁葛 − 波に鯉
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 松に鷹
・車板 − 宝珠を掴む青龍
・枡合 − 正面:牡丹、 右:牡丹、 左:牡丹
・虹梁 − 牡丹に唐草文様
・欄間 − 右:後醍醐帝 笠置落ち、 左:後醍醐帝 隠岐より帰る 【太平記】
・長押 − 雲に鶴
・太鼓周り − 瓢箪
・幕板 − 右:牛若 鞍馬山修業の場、 左:牛若 弁慶五条大橋の出会い 【義経記】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・縁葛 − 波に千鳥
【本幕】
・本幕 − 正面:「大西」、右:川中島信玄と謙信 龍虎相打つ、 左:宇佐見定行と山本勘助



明日、桝合に掲げる予定の「昇魂」の木札。



次第に法被姿の青年團が集まってきました。



部外者ながら僕もちょっと興奮してきました。



「早く曳こうよ!」と最速する少年。



将来の團長さんです。



はいっ!チーズ。



で、海老野の浜での前夜祭会場の様子。



垂れ幕の準備もされてました。



しかしながらすごいテントの数。



次第に人が集まってきました。



会場はこんな感じです。



ローアングルから撮影。



19時、いよいよ前夜祭が始まります。



まずは幹部の挨拶。



緊張の様子。



垂れ幕が掲げられました。



大西魂の、誇りと共にしこり、愛し続けた我やぐら
二十年、ありがとう おつかれさん。



乾杯の挨拶。



乾杯!



そろそろ動きだしそうなので、再びやぐら部屋へ。



綱先も準備万端です。



曳き手も気合十分。



梶台を上げ、ウマをはずします。



いよいよ動き出しました。



やぐら部屋前は道幅が狭く、大変そう…。



海老野の浜へ向かいます。



海老野の浜へ据えます。



やっぱりやぐらを据えると、場が華やぎます。



垂れ幕とやぐらの2ショット。



このやぐらもいよいよ明日で終わりですネ。



子供たちの記念撮影、大きくなってもこのやぐら覚えているかな?



ココまで御邪魔し、20時からの自町祭禮寄合へ向かいました。

しかしながら、部外者の僕なんかを温かく迎えて頂き本当にありがとうございます。
いよいよ明日は昇魂式、今日はこのやぐらの思い出に花を咲かせて盛り上がって下さい。
それと、明日も5時から御邪魔するので宜しくお願いします。