男里北組やぐら搬入
- 平成26年6月22日日曜日 -





※ 撮 影 デ ー タ ※
撮影条件 天気: 9時48分から10時53分
使用カメラ CANON EOS 7D
使用レンズ CANON EF-S 18-200mm IS LENS
撮影枚数 合計105枚 (5184 x 3456 pixel)

※ 掲 載 画 像 デ ー タ ※
画像サイズ 720 x 480 pixel
画像データ 全画像JPEG







去る4月20日日曜日に大修復のため井上工務店に搬出していた男里北組のやぐらが大修復を終え、帰町するとの情報を得、生憎の天候の中行ってきました。呼唹郷(オノサト)会の方々は9時集合と聞いたので私も9時前に現地に到着しました。





9時48分、やっと潟潟oース付近にやぐらが到着しました。














ココにトラックを据え、やぐらを降ろす様です。






























































約2ヶ月ぶりに男里の地にやぐらが戻ってきました。

















雨脚も激しくなってきたので急いでやぐら部屋に向かいます。




































































まもなくやぐら部屋に到着しました。














ゆっくりとバックさせます。

















やぐらをまとっていたブルーシートをはずします。




















やっとやぐらの全様が見えました。








ココで男里北組のやぐらの詳細です。




男里北組 (おのさときたぐみ・泉南市雄信達地区)
 ・新調:明治時代末期
 ・大工:不明
 ・彫師:不明
 ・本幕:梶内だんじり
 ・太鼓:太鼓正
 ・宮入:男神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・飾目 − 正面:阿形の唐獅子、 背面:吽形の唐獅子
・懸魚 − 正面:牛若丸弁慶 五条大橋の出会い、 背面:費長房仙人
・車板 − 正面:張果老仙人(瓢箪から駒)、 背面:牡丹
・枡合 − 右:陳東 夜曹操が陣へ箭章を放つ、 左:?
・欄間 − 正面:?、 右:ホウ統 百日の公務を一時に裁断す、 左:三分を定めて 孔明茅蕗を出ず 【三国志】
・虹梁 − 菊水
・柱巻 − 右:昇り龍、 左:降り龍
・小脇板 − 右:?、 左:?
・幕板 − 右:?、 左:張飛 長坂橋に曹操を罵る 【三国志】
・脇障子 − 右:?、 左:張飛翼徳 【三国志】
・犬勾欄 − 正面:猩々
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 タタラ束:力神
・内勾欄 − 正面:日吉丸 小六矢矧橋の出会い、 右:藤吉郎 小牧山の樹木を算う、
       左:清正に引き渡される 臨海君・順和君王子 【太閤記】
・板勾欄 − 正面:頼朝本陣、 右:勢子の活躍、 左:仁田四郎 猪退治 【富士の巻狩】
【小屋根廻り】
・飾目 − 親子唐獅子
・懸魚 − 牡丹に見返り獅子
・車板 − ?
・枡合 − 後正面:呂布 山昇て敵の陣中を計る、 右:波濤、 左:波濤 【三国志】
・虹梁 − 波濤
・欄間 − 右:関羽 二夫人を尋てリョウ化に遇う、 左:呂布 矛を射て玄徳紀霊に和睦せしむ 【三国志】
・太鼓廻り − 右:?、 左:黄忠漢升 【三国志】
・幕板 − 右:曹洪 曹操を扶け大河を越す、 左:玄徳 的廬踊らせて檀渓を跳ぶ 【三国志】
・板勾欄 − 右:谷越え唐獅子、 左:谷越え唐獅子
【本幕】
・本幕 − 正面:男神社御神紋に北組の文字、 右:雲龍に家康本陣、
      左:大坂城と千成瓢箪に真田幸村・後藤基次 【大坂夏の陣】











井上工務店のトラックが到着しました。











雨に濡れない様、急いで太鼓をやぐら部屋に搬入します。














続いて大屋根箱棟も搬入します。








写真からも解る様に雨足がさらに激しくなってきました。

















この一枚、非常に貴重な一枚です。 (^^ゞ汗








箱棟設置完了しました。

















今日は駒をはずし、旋盤するそうです。














難儀しながら駒を軽トラックに乗せます。
































私はココまで拝見し、帰路に着きました。








来たる7月20日日曜日の入魂式、非常に楽しみなんですが
残念ながらその日は岡田西組やぐら新調入魂式…。 (>_<)涙
なんでこんな日に入魂式がかぶってしまうんやろ???
残念極まりないです。 (>_<)涙