新町やぐら見学会
- 平成27年7月26日日曜日 -





※ 撮 影 デ ー タ ※
撮影条件 天気: 9時1分から9時40分
使用カメラ CANON EOS 7D
使用レンズ CANON EF-S 18-200mm IS LENS
撮影枚数 合計301枚 (5184 x 3456 pixel)

※ 掲 載 画 像 デ ー タ ※
画像サイズ 720 x 480 pixel
画像データ 全画像JPEG







昨日に引き続き真夏のやぐら見学…。今日は9時から泉谷工務店さん向けの新町やぐら見学会があるとの情報を得、部外者ながら行ってきました。新町のやぐらは7年前にも彫物を撮影しているのですが、当時はコンデジだったので一眼レフカメラで改めて撮影したいと思っていました。





9時前に現地に到着、新町関係者様方は既に集まってました。








9時になり新町関係者様、そして泉谷工務店様の挨拶。




















挨拶も終わり、泉谷工務店さんにやぐらの概要を説明されてました。








私は泉谷工務店さんの邪魔にならない様に彫物を撮影。
まずは新町のやぐらの詳細です。





新町 (しんまち・西鳥取地区)
 ・新調:平成元年 (同年10月8日入魂式)
 ・大工:大津和三郎氏,谷本暁氏,見本利隆氏
 ・彫師:木下頼定氏
 ・本幕:不明
 ・太鼓:浅野太鼓楽器店
 ・宮入:波太神社

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・飾目 − 正面:伊弉諾尊 伊弉冉尊 国産み 【神話伝説】
      後面:後醍醐帝 笠置にて童子の夢を見る 【太平記】
・懸魚 − 正面:天照大神、 後面:神功皇后 弓末で文字を刻む 【神話伝説】
・小屋虹梁 − 雲海
・車板 − 正面:頼朝の朽木隠れ、 後面:? 【源平盛衰記】
・枡合 − 正面:神武天皇 東征 【神話伝説】、 右:鷺池平九郎 蛇退治 【太平記】、 左:?
・虹梁 − 若葉
・欄間 − 正面:川中島信玄と謙信 龍虎相打つ、 右:?、 左:?
・長押 − 波濤
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・小脇板 − 右:牛若 鞍馬山修業の場 【源平盛衰記】、 左:児島高徳 櫻木に歌を詠む 【太平記】
・幕板 − 右:秀吉本陣 佐久間の乱入 【太閤記】、 左:楠公父子 桜井の別れ 【太平記】
・脇障子 − 右:?、 左:?
・兜桁 − 「新町」の文字
【腰廻り】
・犬勾欄 − 正面:花園中納言の娘との出会い 【大江山】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・内勾欄 − ?
・板勾欄 − 正面:酒呑童子砦前、 右:頼光の木渡り、 左:酒宴の場 【大江山】
・縁葛 − 正面:?、 右:?、 左:?
【小屋根廻り】
・飾目 − 大塔宮護良親王 【太平記】
・懸魚 − 日吉丸誕生 【太閤記】
・小屋虹梁 − 雲海
・枡合 − 後正面:素戔嗚尊と櫛名田姫、 右:?、 左:? 【神話伝説】
・虹梁 − 若葉
・欄間 − 右:野見宿禰、 左:天孫降臨 【神話伝説】
・長押 − 波濤
・幕板 − 右:日本武尊 野火の難、 左:素盞嗚尊 大蛇退治 【神話伝説】
・擬宝珠勾欄 − 勾欄合:波濤、 束:力神
・縁葛 − 波間に龍
【本幕】
・本幕 − 正面:「若中」の文字、 右:宇治川の合戦、 左:敦盛を呼び戻す 熊谷次郎直実





そして姿身を撮影。




















ではココから新町のやぐらの彫物を御紹介しようと思います。





【大屋根正面】
(正面より向かって)

























































































【大屋根右面】
(正面より向かって)





















































【大屋根左面】
(正面より向かって)





















































【大屋根後面】
(正面より向かって)


























【小屋根正面】
(後面より向かって)


















































【小屋根右面】
(後面より向かって)









































【小屋根左面】
(後面より向かって)









































【各部所】














約半時間やぐらを見学した泉谷工務店さんは住民センターへ行き、
新町関係者様方と打ち合わせをされてました。そしてやぐらを納庫。
















今日は部外者ながら御邪魔しありがとうございました。
コンパクトカメラで撮影したやぐらを一眼レフカメラで撮り直したいと
思っていた矢先だったのでとても嬉しかったです。
また機会あるならばゆっくりと拝見したく思います。
この後、"大苗代やぐら修理御披露目会"へ行ってきました。