- 地車懐古 feat. 昭和30年頃の市場のやぐら -
- 2013/6/8 -






先週に引き続き「太鼓番長@佐野川」コラボ企画、「半田@佐野川」リレー企画、「太鼓番長殿COLLECTION」第3弾をお送りしようと思います。今回は昭和30年頃(昭和30年もしくは昭和31年)の市場のやぐらの写真を御紹介します。昭和30年頃と言えば市場は先々代にあたります。まずは先々代に関して泉州きまぐれ日誌半田さんの書き込みを引用させて頂きます。



先々代・市場のやぐら

市場先々代やぐらは昭和23年頃に新調。24年又は25年説も在りますが、本幕に23年7月吉日新調の文字が在るので同時期かと推測。彫師は淡路から来た彫師で区長宅で寝泊りし会館で彫りあげたと伝わる。現やぐら新調の際に、木下彫刻工芸の木下賢治師にやぐら保存会Mさん所有の写真を見てもらったところ親父(木下舜次郎師)の彫り物やと言ってたそうです。また消失後、木下舜次郎師のお弟子さんが彫り物を見に来たそうですが、消失を聞き残念してたそうで、木下舜次郎師に彫り物見たいなら市場のやぐら見て来いと言われたと話されてたそうです…。大工は、当時の市場に宮大工が居なかったので、彫師さんの紹介で岸和田の大工に頼み、最終の組み上げは地元の大工で行ったそうです。しかし大工さんが誰なのかは記録に無し。このやぐらは昭和49年に子どもの火遊びによる出火で焼失し消失しました。



前置きはココまでとし、わずか2枚だけだったのでその写真のポイントの部分部分を拡大して掲載してみました。




▲ まずは一枚目。



▲ 大屋根部分。



▲ 桝組部分。



▲ 正面提燈部分。



▲ 本幕には「豊」マークが施されてます。



▲ 唯一見える彫物部分。



▲ もう一枚。



▲ ちょっとブレてますが屋根部分。



太鼓番長様、この場を借りて改めて御礼申し上げます。 m(__)m

皆々様方も昔の貴重な写真等ありましたら、是非ともお声掛けて下さいませ。当ブログにて御紹介したく思います。何卒宜しくお願い申し上げます。 m(__)m