- 彫物題材 feat. 難波戦記 -
- 2009/8/16 -



(上記写真は下出やぐら・正面向かって正二面大屋根欄干幕板)



難波戦記(慶長14年/1614年冬から慶長15年/1615年夏・徳川家康 vs 豊臣秀頼)

難波戦記とは大坂冬の陣〜和睦〜大坂夏の陣を中心に描かれた合戦の物語で、江戸幕府が倒れ明治期になると、豊臣秀吉寄りの物語が公に楽しめるようになり、一気に流行した物語である。

関が原の合戦以降、徳川幕府時代に豊臣家を滅ぼすために徳川家康が方広寺鐘銘に因縁をつけて挑発的な行為を仕掛けていた。その挑発に乗った大坂方は慶長19年(1614年)冬、徳川家康は挙兵するが大坂城を落城できずに和睦となる。しかし、外堀だけを埋めるという条件の和睦だったが、徳川家康は内堀までも埋めてしまい翌慶長20年(1615年)夏、再び戦闘が繰り広げられ大坂城は炎上、豊臣家は滅亡しました。

   …

◎ 大阪府大阪市中央区大阪城付近の地図


300万広域図(潟Aルプス社 "プロアトラスSV"より)   ※ 上図をクリックすると拡大します。


25万広域図(潟Aルプス社 "プロアトラスSV"より)   ※ 上図をクリックすると拡大します。