- 彫物題材 feat. 日吉丸 小六 矢矧橋の出会い -
- 2009/8/19 -



(上記写真は下出やぐら・正面向かって右側大屋根欄干物見)



日吉丸 小六 矢矧橋の出会い

尾張国愛知郡中村に生を受けた日吉丸は8歳の時、悪行の限りを成し親里へ帰される。さらに奉公に出されたが勤まらず15歳の春、故郷を出立し放浪の旅へ出ました。ある日、三河国岡崎城下の矢矧橋(ヤハギバシ)の上で寝ていた所、野武士の蜂須賀小六正勝一行が通りかかり、日吉丸の頭を蹴って通り過ぎようとしました。日吉丸は目を覚まして怒り「何やつか知らぬが、私が幼いといってもお前のために辱しめを受ける覚えはない。私の前に来てそれなりの礼を尽くしてから通れ」と怒った。小六は日吉丸に「幼いけれどもその不敵な一言は感心だ。私に奉公しないか」と尋ねるが、日吉丸は再び飛躍を求め旅に出るが、後に豊臣秀吉の家臣として仕える事になる。