- 彫物題材 feat. 五大老に後事を託す -
- 2015/7/1 -



(上記写真は大西町やぐら・大屋根欄間右面)



五大老に後事を託す(慶長3年/1598年夏・豊臣秀吉)

慶長3年/1598年夏、死の床にあった豊臣秀吉は嫡男豊臣秀頼が成人までの政治を五大老(徳川家康・前田利家・宇喜多秀家・上杉景勝・毛利輝、病没した小早川隆景を除く)と石田三成ら豊臣家吏僚による合議制をとることを遺命した。これがいわゆる「五大老・五奉行」である。これは豊臣秀吉の死後、豊臣家と覇権を争う可能性のある徳川家康を政権内に取り込む事によって予め禍根を断とうとした策であった。結局豊臣秀吉は同年8月18日、亡くなった。