- 彫物題材 feat. 木下藤吉郎 富士川の初陣 -
- 2016/3/30 -



(上記写真は大苗代やぐら・大屋根桝合正面)



木下藤吉郎 富士川の初陣(天文23年/1554年・今川義元 vs 北条氏康)

天文23年/1554年、木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が18歳の時、今川義元の家臣、遠州浜名の松下之綱に仕えている時に北条氏康が25,000騎余りの軍を率いて富士川へ出陣してきました。今川方も30,000騎の兵をもって迎え相対しました。やがて北條軍の伊東日向守祐国が富士川を渡ろうとするが今川勢の大将 朝比奈泰能が迎え撃ち日向軍を討ちました。この時、藤吉郎は主人松下之綱に従って今川軍に属し、糧食係だったが密かに抜け出て戦いの様子を見てました。するとそこへ敵の大将 伊東日向守祐国が深い傷を負って追われてきました。木下藤吉郎は躍り出て大きな声で「勝負、勝負」と叫ぶが伊東日向守祐国は相手にせず、木下藤吉郎は馬の横腹を目がけて槍を突き出し馬は驚き、伊東日向守祐国は川の中へ落ち木下藤吉郎はすぐに伊東日向守祐国の首を落し、今川義元勢の勝利となりました。これが木下藤吉郎初陣の手柄となり広く名を挙げました。