- 彫物題材 feat. 建御雷 鯰を押える -
- 2017/4/22 -



(上記写真は岡田西組やぐら・小屋根縁葛左面)



建御雷 鯰を押える(古事記/日本書紀)

建御雷(タケミカヅチ)は日本神話に登場する神で雷神かつ剣の神と言われている。いにしえから地中にいる大鯰(ナマズ)が暴れると地震が起こると信じられ、要石と呼ばれる石で大鯰を抑えていると伝えられている。要石は巨大な剣となって大鯰の頭に突き刺して暴れださない様に封じている。鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)と香取神宮(千葉県香取市)には要石があり、それぞれの神社の御祭神である建御雷之男神(タケミカヅチ)と布津主神(フツヌシ)が地震を御する神とされている。鹿島神宮と香取神宮の要石は地中で一続きとなっていると言われ、神無月に地震が起こると神が出雲に行って不在のために起きたと噂された。