- 彫物題材 feat. 本町橋の夜襲戦 -
- 2017/8/19 -



(上記写真は陸宮本やぐら・小屋根欄間右面)



本町橋の夜襲戦(慶長19年/1614年12月17日・塙団右衛門直之 vs 蜂須賀至鎮)

慶長19年/1614年12月、徳川軍は大坂城を包囲し北側を除いて城の堀に迫っていた。これに対して豊臣軍は「このままでは士気が下がる」と塙団右衛門直之らは夜襲を決めた。17日午前2時頃、塙団右衛門直之は本町橋の南に陣を敷いていた蜂須賀至鎮に一斉に攻撃をした。蜂須賀至鎮は討ち取られたが他の援軍が駆け付け塙団右衛門直之は撤退した。この時、塙団右衛門直之は自身の名前を売るため「夜討ちの大将・塙団右衛門直之」という木札をばらまいたという。この夜襲によって豊臣軍の士気は大いに上がった一方、既に和議の話し合いが行われており大勢に影響は無かった。