- 彫物題材 feat. 釣鐘弁慶 -
- 2021/6/26 -



(上記写真は榮組やぐら・大屋根欄間左面)



釣鐘弁慶(武蔵坊弁慶)

十世紀前半、田原藤太秀郷が三上山のムカデ退治の御礼に三井寺に鐘を寄進したと伝わります。その後、武蔵坊弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞くと「イノー、イノー」(関西弁で帰りたい)と響き武蔵坊弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか」と怒って鐘を谷底へ投げ捨てました。鐘にはその時のものと思われる傷痕や破目などが残っています。