- 彫物題材 feat. 白鳥の関 -
- 2022/4/16 -



(上記写真は山中渓やぐら・小屋根車板正面)



白鳥の関

雄ノ山峠に住んでいた男が一羽の白鳥を助けた夜、夢の中に白鳥が現れ御礼に願いを叶えると告げると「嫁が欲しい」と答えた。すると数日後、美しい旅の女が訪れそのまま男に嫁いだ。しかし男は次第に嫁を雑に扱う様になり「嫁より弓矢が欲しい」と大声で叫んだ。これを聞いた嫁は悲しみ姿を消した。一方男の手元には立派な弓矢が残ったが一羽も仕留める事ができず次第に狩りにも飽きてしまい弓矢を捨ててしまいました。そこに一羽の白鳥が現れ嫁に姿を変え恨めしそうに男を見つめた後、再び白鳥に姿を変え飛び去りました。この事から白鳥の関と呼ばれる様になりました。