- 彫物画廊 feat. 市場 #.6 -
- 2015/3/21 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して市場の彫物を御紹介しようと思います。今日は市場のやぐらの大屋根桝合左面の題材である「天の岩戸」を御紹介しようと思います。その前に天の岩戸」の題材について。



天の岩戸(古事記/日本書紀)

天照大神(アマテラスオオミカミ)は弟神・素戔嗚尊(スサノオノミコト)の度重なる暴挙に怒り、天の岩戸に隠れ、天地は闇となりました。八百万の神々は困り果て相談した結果、岩戸の前で天児屋根命に祝詞を奉上させ神々は笛や太鼓を奏で、天宇受売命には踊り狂わせました。そして常世長鳴鳥を鳴かせて天照大神を誘い出そうとしました。すると天照大神は「外は闇であるはずであるのに、皆はなぜ楽しく騒いであるのか?」と思いました。そして少し岩戸を開けて御覧になった時、力持ちの天手力男神が岩戸を開いて天照大神を外へ出し、天地には光が再び戻ったと言う神話に基づきます。



彫物画廊 feat. 市場 #.6 (彫物画廊通算 #.97)
   彫物題材:天の岩戸 / 大屋根桝合左面