- 彫物画廊 feat. 貝掛 #.4 -
- 2015/4/4 -






今週から「彫物画廊」と題して昨年10月11日(土)に撮影した我が貝掛のやぐらの彫物を再び御紹介します。まず今日は小屋根桝合右面の題材である「児島高徳 桜木に詩を詠む」を御紹介します。その前にまずは「児島高徳 桜木に詩を詠む」の題材について。



児島高徳 桜木に詩を詠む(太平記)

児島高徳(コジマタカノリ)は備前出身の南北朝時代初期に活躍した武将である。後醍醐天皇を中心とした勢力による鎌倉幕府討幕運動である元 弘の乱(元弘元年/1331)の際、後醍醐天皇に応じて挙兵。天皇が隠岐国へ流される時、途中で天皇を迎えようとしたが,天皇はすでに院庄 に入り、事ならなかったため行在所庭前の桜の大木に「天勾践(コウセン)を空しうすること莫(ナカ)れ。時に范蠡(ハンレイ)無きにしも非(アラ)ず」と 書いて忠誠を表わしたという。



彫物画廊 feat. 貝掛 #.4 (彫物画廊通算 #.99)
   彫物題材:児島高徳 桜木に詩を詠む / 小屋根桝合右面