- 彫物画廊 feat. 岡田西組 #.7 -
- 2015/12/2 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して岡田西組の彫物を御紹介します。今日は大屋根桝合左面の題材である「須佐之男命 櫛名田比売に悲話を聞く」を御紹介します。その前にまずは「須佐之男命 櫛名田比売に悲話を聞く」の題材について。



須佐之男命 櫛名田比売に悲話を聞く(古事記/日本書紀)

高天原での暴挙の罪により追放された須佐之男命(スサノオ)は老夫婦と娘・櫛田名比売(クシナダヒメ)の嘆き悲しむ処に出会う。理由を聞けば「毎年、八岐大蛇と言う化け物に娘が食べられ、この娘だけが残り今年もその季節が来た」との事。この事を聞いた須佐之男命は櫛名田比売との結婚を条件とし、櫛名田比売を小さな櫛の形に変え須佐之男命の髪に挿し込み八岐大蛇を退治した。その後櫛名田比売を元の姿に戻し須佐之男命の妻となり、共に住む場所を探して須賀の地に宮殿を建てた。



彫物画廊 feat. 岡田西組 #.7 (彫物画廊通算 #.138)
   彫物題材:須佐之男命 櫛名田比売に悲話を聞く / 大屋根桝合左面