- 彫物画廊 feat. 自然田上東組 #.14 -
- 2015/12/11 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して自然田上東組の彫物を御紹介します。今日は大屋根欄間左面の題材である「清盛入道 布引滝遊覧悪源太義平霊討難波二郎」を御紹介します。その前にまずは「清盛入道 布引滝遊覧悪源太義平霊討難波二郎」の題材について。



清盛入道 布引滝遊覧悪源太義平霊討難波二郎(仁安3年/1168年・平清盛)

仁安3年/1168年、平清盛は摂津国福原近くの布引の滝で全快祝いの宴を催した。すると突然、天候が急変し雷鳴が響き豪雨となった。家臣の難波二郎経房は雷に打たれて爆死した。爆死した難波二郎経房は京都六条河原で打首となった源義朝の嫡男・源義平の介錯を行った人物である。源義平の首ははねられた後も「雷となって復讐せん!」と絶叫しながら、難波二郎経房の刀に噛み付いたといわれる。



彫物画廊 feat. 自然田上東組 #.14 (彫物画廊通算 #.141)
   彫物題材:清盛入道 布引滝遊覧悪源太義平霊討難波二郎 / 大屋根欄間左面