- 彫物画廊 feat. 岡田西組 #.13 -
- 2016/3/15 -






今週から「彫物画廊」と題して昨年6月7日(日)に撮影した岡田西組の彫物を再び御紹介します。まず今日は大屋根欄間正面の題材である「神武天皇 即位式」を御紹介します。その前にまずは「神武天皇 即位式」の題材について。



神武天皇(ジンムテンノウ)即位式 (神武天皇元年1月1日)

神武天皇は日向(現:宮崎県)から東へ行くことにし、浪速国の白肩津(現:大阪府東大阪市付近)から紀伊半島を南下、熊野〜宇陀〜橿原を経由し辛酉の歳(神武天皇元年)の正月(太陽暦では紀元前660年2月11日)、橿原宮にて即位した。いわゆる神武東征であり当時神武天皇は52歳だった。初代天皇であり天皇家の祖とされている。神武天皇という呼称は、奈良時代後期の文人である淡海三船が歴代天皇の漢風諡号を一括撰進したときに付されたとされている。

初代天皇神武天皇が即位した2月11日は戦前は紀元節と言われてましたが昭和23年に一旦廃止されたものの、昭和42年には建国記念の日として祝日とされました。昭和15年/1940年には皇紀2600年を迎え、紀元二千六百年式典が盛大に行われました。また平成28年/2016年は神武天皇が崩御されてから2600年という式年の年に当たり4月3日、橿原神宮にて「神武天皇二千六百年大祭」を行う予定です。

神武天皇は異称、古事記では神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコ)、日本書紀では神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレヒコノミコト)、即位後は始馭天下之天皇(ハツクニシラススメラミコト)と呼ばれる。



彫物画廊 feat. 岡田西組 #.13 (彫物画廊通算 #.164)
   彫物題材:神武天皇 即位式 / 大屋根欄間正面