- 彫物画廊 feat. 岡田北組 #.9 -
- 2016/6/4 -

前回に引き続き「彫物画廊」と題して岡田北組の彫物を御紹介します。今日は小屋根桝合右面の題材である「日吉丸矢矧橋の出会い」を御紹介します。その前にまずは「日吉丸矢矧橋の出会い」の題材について。

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● 日吉丸矢矧橋の出会い 尾張国愛知郡中村に生を受けた日吉丸（のちの豊臣秀吉）は8歳の時、悪行の限りを成し親里へ帰される。さらに奉公に出されたが勤まらず15歳の春、故郷を出立し放浪の旅へ出ました。ある日、三河国岡崎城下の矢矧橋(ﾔﾊｷﾞﾊﾞｼ)の上で寝ていた所、野武士の蜂須賀小六正勝一行が通りかかり、日吉丸の頭を蹴って通り過ぎようとしました。日吉丸は目を覚まして怒り「何やつか知らぬが、私が幼いといってもお前のために辱しめを受ける覚えはない。私の前に来てそれなりの礼を尽くしてから通れ」と怒った。小六は日吉丸に「幼いけれどもその不敵な一言は感心だ。私に奉公しないか」と尋ねるが、日吉丸は再び飛躍を求め旅に出るが、後に豊臣秀吉の家臣として仕える事になる。

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◆ 彫物画廊 feat. 岡田北組 #.9 (彫物画廊通算 #.189) 　　　彫物題材：日吉丸矢矧橋の出会い / 小屋根桝合右面