- 彫物画廊 feat. 大西町 #.22 -
- 2016/6/8 -






今週から「彫物画廊」と題して大西町の彫物を再び御紹介します。まず今日は大屋根板勾欄正面左の題材である「小六との出会い」を御紹介します。その前にまずは「日吉丸 小六 矢矧橋の出会い」の題材について。



日吉丸 小六 矢矧橋の出会い

尾張国愛知郡中村に生を受けた日吉丸(のちの豊臣秀吉)は8歳の時、悪行の限りを成し親里へ帰される。さらに奉公に出されたが勤まらず15歳の春、故郷を出立し放浪の旅へ出ました。ある日、三河国岡崎城下の矢矧橋(ヤハギバシ)の上で寝ていた所、野武士の蜂須賀小六正勝一行が通りかかり、日吉丸の頭を蹴って通り過ぎようとしました。日吉丸は目を覚まして怒り「何やつか知らぬが、私が幼いといってもお前のために辱しめを受ける覚えはない。私の前に来てそれなりの礼を尽くしてから通れ」と怒った。小六は日吉丸に「幼いけれどもその不敵な一言は感心だ。私に奉公しないか」と尋ねるが、日吉丸は再び飛躍を求め旅に出るが、後に豊臣秀吉の家臣として仕える事になる。



彫物画廊 feat. 大西町 #.22 (彫物画廊通算 #.191)
   彫物題材:小六との出会い / 大屋根板勾欄正面左