- 彫物画廊 feat. 陸宮本 #.10 -
- 2016/7/16 -






約6年2ヶ月前の平成22年5月3日より始めた「彫物画廊」、早いモンで今回が通算第200回目の公開となります。 \(^o^)/ 約6年で24台ものやぐらの彫物を御紹介させて頂きました。でもまだまだ撮影したいやぐらが多数…、でもその機会がないのが残念です。当ブログを御覧の関係者様方、是非ともその撮影の機会をお与え下さいませ。特に新調を控えてるやぐら、今のうちに当代やぐらを記録として残したく思います。

さて200回目の今回は200回目を祝して陸宮本のやぐらの小屋根桝合正面の題材である「冬の陣 講話誓詞交換」を御紹介しようと思います。何故200回目のメモリアルにこの場面を選んだか? それは単に私個人的に好きな彫物なので…、欅色の彫物に黒色の火鉢がインパクト大きくて…。ともあれまずは「大坂冬の陣」の題材について。



大坂冬の陣(慶長19年/1614年12月・徳川家康 vs 豊臣秀頼)

徳川家康は豊臣秀頼に大地震で倒れた京都の方広寺を立て直させた際、その鐘に貼り付けた文字に「国家安康」とあったのを家康の名を二つに切って呪うのだと言いがかりを付けて豊臣氏を攻めました。いわゆる方広寺鐘銘事件です。

この事件をきっかけに慶長19年/1614年12月、大坂冬の陣が勃発、双方激しい戦の末に和議を結び、大坂城の外堀を埋める約束であったが外堀だけでなく内堀までわざと埋めてしまい、大坂城は裸同然になりました。

慶長20年/1615年5月7日、二度目の戦が勃発。いわゆる「大坂夏の陣」である。裸同然となった大坂城は同日の深夜に陥落、豊臣秀頼は淀殿らとともに自害、豊臣家は滅亡した。



彫物画廊 feat. 陸宮本 #.10 (彫物画廊通算 #.200)
   彫物題材:冬の陣 講話誓詞交換 / 小屋根桝合正面