- 彫物画廊 feat. 岡田西組 #.26 -
- 2017/4/12 -

今回から「彫物画廊」と題して2年前の平成27年6月7日（日）に撮影した岡田西組の彫物を約2ヶ月ぶりに再び御紹介します。まず今日は小屋根板高欄右面の題材である「山幸彦 綿津見の宮殿へ」を御紹介します。その前にまずは「山幸彦 綿津見神宮」の題材について。

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● 山幸彦 綿津見神宮（古事記/日本書紀） 山幸彦(ﾔﾏｻﾁﾋｺ)は「記紀」に記された日本神話であり主に「海幸山幸(ｳﾐｻﾁﾔﾏｻﾁ)」と呼ばれ、民話「浦島太郎」の元となっており宮崎県宮崎市を中心とした宮崎平野に集中している。名の如く海の漁が得意な兄:海幸彦と山の猟が得意な弟:山幸彦の話である。ある日、弟:山幸彦が魚釣りに行くが兄海幸彦に借りた釣針を失くしてしまう。困り果てていた所、塩椎神(ｼｵﾂﾁﾉｶﾐ)に教えられ、小舟に乗り綿津見神宮(ﾜﾀﾂﾁﾉｶﾐﾉﾐﾔ)に赴く。海神(大綿津見神)に歓迎され、娘:豊玉姫(豊玉毘売命･ﾄﾖﾀﾏﾋﾒ)と結婚、綿津見神宮で楽しく暮らしていたが3年もの歳月を経、山幸彦は地上へ帰らねばならず豊玉姫に失くした釣針と霊力のある玉「潮盈珠(ｼｵﾐﾂﾀﾏ)」と「潮乾珠(ｼｵﾌﾙﾀﾏ)」を貰い、その玉を使って隼人族の祖である海幸彦をこらしめ、忠誠を誓わせたという物語である。その後、妻:豊玉姫は子:鵜草葺不合命(ｳｶﾞﾔﾌｷｱｴｽﾞﾉﾐｺﾄ)を出産、ちまり山幸彦は神武天皇の祖父にあたる。

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◆ 彫物画廊 feat. 岡田西組 #.26 (彫物画廊通算 #.251) 　　　彫物題材：山幸彦 綿津見の宮殿へ / 小屋根板高欄右面