- 彫物画廊 feat. 岡田西組 #.29 -
- 2017/4/22 -






平成27年8月1日より御紹介してきました岡田西組の「彫物画廊」ですが今回が最終回になります。言い換えれば岡田西組の素晴らしい彫物の魅力を1年8ヶ月の歳月をかけて全て御紹介しました。 \(^o^)/ 彫物画廊にて【全制覇】したのは和泉鳥取,自然田上東組,大西町に続いて4台目です。

最終回の今日は岡田西組のやぐらの小屋根縁葛左面の題材である「建御雷 鯰を押える」を御紹介します。その前にまずは「建御雷 鯰を押える」の題材について。



建御雷 鯰を押える(古事記/日本書紀)

建御雷(タケミカヅチ)は日本神話に登場する神で雷神かつ剣の神と言われている。いにしえから地中にいる大鯰(ナマズ)が暴れると地震が起こると信じられ、要石と呼ばれる石で大鯰を抑えていると伝えられている。要石は巨大な剣となって大鯰の頭に突き刺して暴れださない様に封じている。鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)と香取神宮(千葉県香取市)には要石があり、それぞれの神社の御祭神である建御雷之男神(タケミカヅチ)と布津主神(フツヌシ)が地震を御する神とされている。鹿島神宮と香取神宮の要石は地中で一続きとなっていると言われ、神無月に地震が起こると神が出雲に行って不在のために起きたと噂された。



彫物画廊 feat. 岡田西組 #.29 (彫物画廊通算 #.254)
   彫物題材:建御雷 鯰を押える / 小屋根縁葛左面