- 彫物画廊 feat. 男里南組 #.20 -
- 2017/6/9 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して男里南組の彫物を御紹介します。今日は小屋根板勾欄右面の題材である「木村重成 片桐且元 長柄橋訣別」を御紹介します。その前にまずは「木村重成 片桐且元 長柄橋訣別」の題材について。



木村重成 片桐且元 長柄橋訣別(慶長20年/1615年5月6日・木村重成・片桐且元)

まもなく大坂夏の陣が勃発しようとしていた慶長20年/1615年5月6日、豊臣方だった片桐且元はただ一騎でやって来て夜明け前の淀川の堤で大坂城を眺めて感慨にふけっていた。やがて豊臣方の木村重成も馬で駆けつけ、自身の思いを打ち明け、もはや徳川家康との戦いは避けられなくなったことを共に嘆く。片桐且元は木村重成に最後の事を託してそれぞれ別れ、木村重成は八尾・若江の戦いへ向かった。



彫物画廊 feat. 男里南組 #.20 (彫物画廊通算 #.268)
   彫物題材:木村重成 片桐且元 長柄橋訣別 / 小屋根板勾欄右面