- 彫物画廊 feat. 陸宮本 #.16 -
- 2017/8/23 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して陸宮本の彫物を御紹介します。今日は小屋根欄間左面の題材である「幸村の計略 平野の地雷火」を御紹介します。その前にまずは「平野の地雷火」の題材について。



平野の地雷火(慶長20年/1615年5月1日・真田幸村)

大坂夏の陣、豊臣方の木村重成が八尾・若江の戦いへ、後藤又兵衛が小松山・道明寺・誉田の戦いへ出陣。真田幸村は徳川家康は南の大和(奈良県)を経由して大坂に入って来ると推測し平野郷の樋ノ尻口の地蔵堂の下に地雷火を仕掛けた。案の定、平野郷にやってきた徳川家康でしたが地雷が爆発しようという瞬間、急な尿意を催し地蔵堂を離れた事で難を逃れ、その吹っ飛んだ御地蔵さんの頭は現在、全興寺に祀られています。



彫物画廊 feat. 陸宮本 #.16 (彫物画廊通算 #.288)
   彫物題材:幸村の計略 平野の地雷火 / 小屋根欄間左面