- 彫物画廊 feat. 陸宮本 #.18 -
- 2018/3/13 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して陸宮本の彫物を御紹介します。今日は大屋根板勾欄正面右の題材である「義経 弓流し」を御紹介します。その前にまずは「屋島の戦い」の題材について。



屋島の戦い(寿永4年/1185年2月19日・源義経 vs 平宗盛)

寿永2年/1183年7月、源義仲に敗れた平氏は讃岐国屋島(現高松市)に本拠を置くことができた。寿永3年/1184年1月20日の宇治川の戦いで源義仲は滅び、その間に平氏は源義仲に奪われた失地を回復し摂津国福原まで進出するが一ノ谷の戦いで源範頼,源義経に攻められて大敗を喫する。平氏は屋島に内裏を置いて本拠とし休戦が続いた。そして寿永4年/1185年2月19日、源義経は平家を奇襲。平氏軍は狼狽し、内裏を捨て檀ノ浦浜付近の海上へ逃げ出した。治承・寿永の乱の戦いの一つである。

その際、源義経は自らの弓を誤って海に流してしまい「源氏の大将がこの様な弱い弓を使っている事を平氏に知られれば末代までの恥だ」と言い、敵がいる沖まで行き弓を拾ってきました。いわゆる「源義経 弓流し」である。



彫物画廊 feat. 陸宮本 #.18 (彫物画廊通算 #.326)
   彫物題材:義経 弓流し / 大屋根板勾欄正面右