- 彫物画廊 feat. 陸宮本 #.24 -
- 2018/8/11 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して陸宮本の彫物を御紹介します。今日は小屋根板勾欄左面の題材である「本田忠朝 荒川熊蔵一騎討ち」を御紹介します。その前にまずは「雲龍」の題材について。



天王寺・岡山の戦い(慶長20年/1615年5月7日・徳川家康・徳川秀忠 vs 豊臣秀頼・真田幸村)

1615年/慶長20年5月7日未明、最後の決戦のため豊臣軍は大坂城を出発。一方幕府軍は夜明け頃、天王寺口と岡山口から大坂城へ向け進軍を開始した。豊臣方の真田幸村は茶臼山に布陣、突撃を繰り返し遂に後方の徳川家康の本陣に駆け込み、徳川家康自身も騎馬で逃走した。しかし真田幸村も数度の突撃で傷付き四天王寺付近の安居神社で討ち死する。しかし豊臣軍の損害も決して少なくなく、数で勝る幕府方は陣を立て直して豊臣方を側面から攻め立て始め最後には豊臣方が敗北。大坂城が陥落し豊臣秀頼は淀殿らとともに自害、豊臣家は滅亡した。



彫物画廊 feat. 陸宮本 #.24 (彫物画廊通算 #.366)
   彫物題材:本田忠朝 荒川熊蔵一騎討ち / 小屋根板勾欄左面