- 彫物画廊 feat. 自然田東組 #.1 -
- 2018/10/24 -






自然田東組やぐら新調記念誌が遂に発刊されましたのでそろそろ自然田東組の彫物の詳細を御紹介しようと思います。今回から「彫物画廊」と題して約1年6ヶ月前の平成29年4月23日(日)に撮影した自然田東組の彫物を御紹介します。まず今日は大屋根桝合正面の題材である「天湯河板挙命 誉津別ノ王に鵠を献じる」を御紹介します。その前にまずは「天湯河板挙命 鵠捕獲」の題材について。



天湯河板挙命 鵠捕獲(古事記/日本書紀)

垂仁天皇の大皇太子誉津別王は30歳になってもモノを言わなかった。垂仁23年10月、鵠(クグイ・白鳥の事)が空を飛ぶのを見て、皇子は初めて「これ何者ぞ?」と言った。これを聞いて天皇は大いに喜び、その鳥を獲えるように臣下に命じ、天湯河板挙が「臣が必ず獲えましょう」と言い、遠く出雲の国まで行ってこの鳥を捕え、そのために皇子はモノを言う様になり、天皇は天湯河板挙に鳥取造の姓を与え賞し、鳥取部と定めた。



彫物画廊 feat. 自然田東組 #.1 (彫物画廊通算 #.372)
   彫物題材:天湯河板挙命 誉津別ノ王に鵠を献じる / 大屋根桝合正面