- 彫物画廊 feat. 陸宮本 #.31 -
- 2019/5/29 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して陸宮本の彫物を御紹介します。今日は大屋根幕板右面の題材である「堀川夜討」を御紹介します。大屋根幕板右面は以前、コンデジで撮影した画像を御紹介済ですが一眼レフカメラで撮影した画像を改めて御紹介しようと思います。その前にまずは「堀川夜討」の題材について。



堀川夜討(文治元年/1185年10月17日・源義経 vs 土佐坊昌俊)

壇ノ浦で平家を討ち滅ぼした後、源義経と対立していた兄・源頼朝は文治元年、ついに頼朝は義経討伐を決意し土佐坊昌俊らを京へと送り込んだ。同年10月17日の夜、土佐坊は六条堀川にあった源義経の館を襲撃する。源義経は郎党わずか七人と静御前とであったが、源義経自ら討って出て必死に応戦、土佐坊昌俊らを散々に討ちまかし夜討ちは失敗に終るのであった。敗れた土佐坊昌俊は鞍馬山に逃げ込んだが源義経の郎党に捕らえられ、六条河原でさらし首にされた。源義経はこの襲撃が源頼朝の命である事を聞き翌18日、兵を挙げる。



彫物画廊 feat. 陸宮本 #.31 (彫物画廊通算 #.410)
   彫物題材:堀川夜討 / 大屋根幕板右面