- 彫物画廊 feat. 自然田東組 #.38 -
- 2020/7/5 -






今回から「彫物画廊」と題して約3年2ヶ月前の平成29年4月23日(日)に撮影した自然田東組の彫物を約5ヶ月ぶりに再び御紹介します。まず今日は小屋根板勾欄右面の題材である「壇ノ浦の戦い 教経の最期」を御紹介します。その前にまずは「壇ノ浦の戦い」の題材について。



壇ノ浦の戦い(寿永4年/1185年3月24日・源義経 vs 平教経)

寿永4年/1185年3月24日、下関海峡の東部、壇ノ浦において平家が滅亡に至った治承・寿永の乱の最後の戦い日を迎えた。平教経(タイラノノリツネ)の乗った船が、源義経の乗った船とぶつかった際、平教経は源義経を見つけ襲いかかろうとするが、源義経は船を次々と飛び移った。いわゆる「源義経 八艘飛び」である。その身軽さを見た平教経は勝ち目はないと考え、大手を上げて「我と思わんものは近寄って組んで討ち取れよ」と叫ぶ。この戦いによって、平家は25年間の幕を閉じた。



彫物画廊 feat. 自然田東組 #.38 (彫物画廊通算 #.453)
   彫物題材:壇ノ浦の戦い 教経の最期 / 小屋根板勾欄右面