- 彫物画廊 feat. 自然田東組 #.39 -
- 2020/7/11 -






前回に引き続き「彫物画廊」と題して自然田東組の彫物を御紹介します。今回は小屋根縁葛右面の題材である「静御前 白拍子の舞」を御紹介します。その前にまずは「静御前 白拍子の舞」の題材について。



静御前 白拍子の舞(文治2年/1186年4月8日・静御前)

文治2年/1186年3月、静御前は吉野山で源義経と別れるが山僧に捕らえられ鎌倉に送られた。そして源頼朝は静御前に鶴岡八幡宮で舞を舞う様に命じる。同年4月8日、静御前は「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」「吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき」と源義経を慕う歌を唄い、源頼朝を激怒させる。この時、静御前は源義経の子を妊娠していて男子なら殺すと命じ、静御前の産んだ赤子は由比ヶ浜に沈められた。



彫物画廊 feat. 自然田東組 #.39 (彫物画廊通算 #.454)
   彫物題材:静御前 白拍子の舞 / 小屋根縁葛右面