- 彫物研究 feat. 自然田上東組の彫物 -
- 2016/3/6 -






前回、「彫物研究」と題して先代・自然田東組のやぐらの彫物を御紹介しましたが今回は自然田上東組の彫物を御紹介します。自然田上東組の彫物は既にやぐらの彫物図鑑にて御紹介済ですが改めてコンパクトにレイアウトしてみました。姿見を除く101枚の写真を24枚にまで整理しつつ自然田上東組の魅力を余すところなく御紹介してみました。



自然田上東組 (じねんだかみひがしぐみ・東鳥取五地区)
 ・新調:平成25年 (同年7月28日入魂式)
 ・大工:植山工務店
 ・彫師:木彫 山本
 ・本幕:川島織物セルコン
 ・太鼓:浅野太鼓楽器店
 ・宮入:波太神社




▲ まずはやぐら本体の正面と後面。



▲ 次いで右面。



▲ そして左面。



▲ ココからは各箇所の彫物、まずはやぐらの顔とも言える鬼板三面。



▲ 次いで懸魚三面。



▲ ココからは大屋根正面、まずは桝組・欄間・そして小脇板。



▲ 次いで大屋根正面桝合。



▲ そして犬勾欄・板勾欄・縁葛。



▲ ココからは大屋根右面、まずは桝合。



▲ そしてやぐらのメインの彫物である幕板「粟津ヶ原 巴御前勇戦」。



▲ 右面・左面の板勾欄。



▲ 大屋根左面、まずは桝合。



▲ そして幕板二面目「堀川夜討 源義経勇戦」。



▲ 大屋根後面桝合と板勾欄の後面左右。



▲ 右面・左面の欄間、脇障子、そして駒。



▲ 大屋根八ヶ所の木鼻。



▲ 大屋根四ヶ所の隅出。



▲ ココかはら小屋根へ。まずは小屋根小屋虹梁と桝合正面。



▲ そして小屋根右面の桝合。



▲ 幕板三面目「一ノ谷 平敦盛 熊谷直実組討」。



▲ 左右の欄間と撥入裏。



▲ 最後に左面、まずは桝合。



▲ 幕板四面目「奥州衣川 弁慶奮戦」。



▲ 小屋根六ヶ所の木鼻。



▲ 小屋根四ヶ所の隅出。



▲ やぐら全体にはさまざまな彫物が施されています。



▲ 最後に本幕、デザインは山本仲伸師。



いかがでしたか? ちなみにこれらの元画像は1600x1200pixelで編集しました。何故大きめの画像で編集したかと言うとコレを編纂したかったから。



実は以前からペーパーベースでやぐらの彫物を編纂したかったのですが中々その技量もなく…。しかしながら一念発起して遂に編纂しました。ちょっとした記念誌みたいな感じですネ。