- 彫物研究 feat. 先代・自然田上組の彫物 -
- 2017/12/3 -






私が毎日欠かさずチェックしているブログが板原村のだんじり会館、特にだんじりレポと題して各町のだんじりの彫物を詳しく紹介されています。当サイトでも「やぐらの彫物図鑑」と題して各町の彫物を御紹介していますがよくよく考えれば100枚超の写真を交えての彫物紹介。そこで板原村さんの様に少しコンパクトに紹介してみようと思い今回、「彫物研究」と題して先月12日(日)に撮影した先代・自然田上組の彫物を編集してみました。先代・自然田上組の彫物は既に「やぐらの彫物図鑑」にて御紹介済ですが改めて95枚の写真を25枚にまで整理しつつ先代・自然田上組の魅力を余すところなく御紹介してみました。



先代・自然田上組 (じねんだかみぐみ・東鳥取五地区)
 ・新調:大正12年
 ・大工:有岡製作所
 ・彫師:不明
 ・本幕:川島織物(大丸心斎橋店調整)
 ・太鼓:太鼓正
 ・宮入:波太神社




▲ まずはやぐら本体の正面と後面。



▲ 次いで右平。



▲ そして左平。



▲ ココからは各箇所の彫物、まずはやぐらの顔とも言える鬼板三面。



▲ 次いで懸魚三面。



▲ 非常に撮りにくい箇所である車板三面。



▲ ココからは大屋根正面、まずは桝組・欄間・そして小脇板。



▲ 次いで擬宝珠勾欄・犬勾欄・板勾欄・縁葛。



▲ ココからは大屋根右面、やぐらのメインの彫物である幕板。



▲ 大屋根左面に移ります、幕板二面目。



▲ 右面・左面の板勾欄・縁葛、そして欄間後面。



▲ 今まで撮影できなかった内勾欄。



▲ 右面・左面の欄間、脇障子、そして駒。



▲ 大屋根八ヶ所の木鼻。



▲ ココからは小屋根へ、まずは小屋根桝合正面「素盞嗚尊 八岐大蛇退治」。



▲ ココからは小屋根右面、まずは桝合「神功皇后 弓末で文字を刻む」。



▲ 幕板三面目「牛の皮を被り 頼光を狙う鬼童丸」。



▲ 上から欄間、板勾欄、縁葛。



▲ 最後に小屋根左面に移ります。まずは桝合「新田義貞 稲村ヶ崎宝剣を奉ず」。



▲ 幕板四面目「藤原保昌朝臣 盗人袴垂に会う」。



▲ 上から欄間、板勾欄、縁葛。



▲ 小屋根六ヶ所の木鼻。



▲ 大屋根・小屋根ともに特徴ある箱棟。



▲ そして気になる箇所をピックアップ。



▲ 最後に本幕と泥幕。



いかがでしたか? ちなみに今回も元画像を1600x1200pixelで編集し、図録としてペーパーベースでやぐらの彫物を編纂してみました。御希望の方には無償でPDFデータをお渡しします。コチラからダウンロードしてください。 → 当該ページへ