- 地車研究 feat. 岡中 -
- 2007/1/8 -






岡中 (おかなか・泉南市信達地区)
 ・新調:平成10年(同年10月3日入魂式)
 ・大工:安田建設
 ・彫師:木下彫刻工芸
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:川島織物
 ・宮入:岡中鎮守神社

◎ やぐらの歴史
三先代前のやぐらは明治時代初期に新調、明治時代末期に山中渓の売却され現在でも曳行中。先々代のやぐらは明治時代末期に新調され昭和9年頃に樽井へ売却、翌昭和10年に男里北組へ売却され現在でも曳行中。先代のやぐらは昭和6年頃新調(彫師:開正藤氏、開生a氏、宮沢厳氏)されるが老朽化により平成10年に解体処分。彫物の一部は岡中鎮守神社境内へ保存中。

◎ 現在のやぐら
平成10年10月3日新調入魂式、大工:安田建設(安田浩文氏)、彫刻:木下彫刻工芸(木下賢治氏)。新調当時は梶台に横棒を付けてましたが、現在では阪南市と同様の梶台スタイルとなってます。提灯は泉南市で唯一の駒提灯で「岡中」のロゴ。平成17年9月17日土曜日にコマ新調に伴う入魂式を実施。

◎ 彫物図柄解説
・鬼板,懸魚 − 鳳凰(大屋根)、松に鷹(小屋根)
・柱巻 − 右側:昇龍、左側:降龍
・大屋根板勾欄 − 正面:唐子遊び,楽器遊び、右側:司馬温公の瓶割の場、
                          左側:唐子遊び,鬼ごっこ
・小屋根欄間 − 右側:為朝の豪弓、左側:敦盛を呼び戻す,熊谷次郎直実
・小屋根幕板 − 右側:牛若丸弁慶の出会い、左側:鞍馬山,修行の場

◎ 曳行パターン
パレード:ところ曳き、泉南市パレード
宵宮:ところ曳き、
本宮:ところ曳き、岡中鎮守神社へ宮入

◎ その他の補足
信達4区(市場,岡中,大苗代,牧野)の中で、何故か解りませんが岡中だけ全く異なるやぐらのタイプです。