- 地車研究 feat. 鳴瀧 -
- 2007/1/28 -






鳴瀧 (なるたき・泉南市鳴滝地区)
 ・新調:平成4年(同年10月8日入魂式)
 ・大工:岡川組
 ・彫師:木下頼定氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照 (源議經)
 ・本幕:川島織物???
 ・宮入:鹿島神社

◎ やぐらの歴史
往来には4台のやぐらが有ったと伝えられてますが、記録のある範囲では上(宮本)・下(前畑)2台のやぐらが有り、1台は大正8年に桑畑から購入、もう1台は金熊寺から購入したと伝えられてます。上(宮本)のやぐらが鳴滝のやぐらとして昭和55年に復活、やぐら復活から平成2年まで11年間曳かれてましたが老朽化により曳行中止。現在のやぐら新調のきっかけとなりました。先代やぐらは現在ではやぐら部屋にて保存中。ちなみに下(前畑)は15年の休止期間中に分解して鹿島神社に奉納し自然消滅。

◎ 現在のやぐら
平成4年10月8日新調入魂式、大工:岡川組、彫刻:木下頼定氏。先代やぐらの老朽化に伴い平成2年11月の区役委員会にて曳行不可との判断、同年12月に祭礼関係各団体と曳行不可の話し合いをし、平成3年4月に「鳴瀧やぐら建造委員会」を発足、同年9月に岡川組へ新調を依頼し、平成4年9月6日完成。平成18年9月23日には安田建設によってコマを新調、新調に伴い入魂式を実施。提灯は正面、屋根周り共に黒で「柏桐」の紋をバックに赤文字で縦に「鳴瀧」のロゴ(↓の写真参照)。

◎ 彫物図柄解説
・鬼板 − 獅噛み
・大屋根幕板:右側:牛若丸弁慶,五条大橋の出会い、左側:不明
・小屋根幕板:右側:安宅の関,弁慶義経懲打、左側:鞍馬山牛若修業の場
・太鼓廻り:那須与一 扇の的
・本幕:鳳凰

◎ 曳行パターン
パレード:ところ曳き、泉南市パレード
宵宮:ところ曳き
本宮:ところ曳き、鹿島神社へ宮入

◎ その他の補足
鳴瀧は鳴滝地区として独立してるので、逆に言えば他の地区との連合曳きの情報が皆無なんです。曳行パターンの詳細御存知の方、いらっしゃいますか?