- 地車研究 feat. 岡田西組 -
- 2007/2/17 -

● 岡田西組 （おかだにしぐみ・泉南市西信達地区） 　・新調：大正8年から大正11年頃 　・大工：大寅 　・彫師：美濃村松雲 　・彫物：下記「彫物図柄解説」参照 　・本幕：川島織物 　・宮入：里外(ぐげ)神社 ◎ やぐらの歴史 先代やぐらは明治26年に大工:不明、彫刻:美濃村松雲によって新調、その後大正5年に陸宮本へ売却される。 ◎ 現在のやぐら 大正8年から大正11年頃に大工:大寅、彫刻:美濃村松雲によって新調、平成10年に大修復を行いました。本幕は人毛を使用しており、七人侍を題材としているが、製作時の諸事情により八人侍となりました。提灯は正面に「西組」、屋根周りには「岡田」と角に「三ツ巴」。 ◎ 彫物図柄解説 ・鬼板　−　獅噛み ・懸魚　−　鳳凰 ・大屋根幕板　−　右:鷺池平九郎勇戦、左:那須与一 扇の的を射る ・大屋根小脇板　−　右:不明、左:新田義貞 稲村ヶ崎刀剣の場 ・大屋根車板　−　平景清 錣引き ・小屋根幕板　−　右:義経を追う平教経、左:源義経 八艘飛 ・小屋根枡合　−　後正面:児島高徳 櫻木に歌を詠む、右:不明、 　　　　　　　　　左:村上義光 錦の御旗奪還 ・本幕　−　八人侍 ◎ 曳行パターン パレード：ところ曳き、西信達パレード(りんくう南浜公園にて) 宵宮：ところ曳き、オークワ泉南店にて掛け合い(岡田3台,陸宮本,北野と連合曳き) 本宮：ところ曳き、里外神社へ宮入 ◎ その他の補足 岡田西組は平成15年までは「岡田壱号」と称されてました。平成16年の岡田北組新調に合わせて、現在の「岡田西組」と変更されました。