- 地車研究 feat. 陸宮本 -
- 2007/3/3 -






陸宮本 (くがみやもと・泉南市西信達地区)
 ・新調:明治26年
 ・大工:不明
 ・彫師:美濃村松雲
 ・彫物:不明
 ・本幕:不明(平成6年に太鼓正によって修復)
 ・宮入:里外(ぐげ)神社

◎ 現在のやぐら
明治26年に岡田西出のやぐら(先代岡田西組)として大工:不明、彫刻:美濃村松雲の手によって新調されたやぐらで、大正5年に購入。昭和36年まで曳行されましたが昭和37年から昭和50年まで曳行休止。昭和51年から曳行再開され平成3年に阪南市石田の貴田組によって「平成の大修復」が施される。主な修復箇所は大屋根,小屋根,四本柱,枡組の組み直しと金綱を新調する。平成4年には太鼓を新調(太鼓正)、平成6年に再度貴田組によって台場,駒を新調、太鼓正によって本幕の修理も施される。最近では平成13年に太鼓の張替え、平成14年に洗い,色付が施される。提灯は正面に「宮本」、屋根周りには「宮本」と角に「三ツ巴」。

◎ 新調中のやぐら
目下平成20年9月を目処にやぐらを新調中。

◎ 曳行パターン
パレード:ところ曳き、西信達パレード(りんくう南浜公園にて)
宵宮:ところ曳き、オークワ泉南店にて掛け合い(岡田3台,陸宮本,北野と連合曳き)
本宮:ところ曳き、里外神社へ宮入

◎ その他の補足
岡田は元々海手である「浦」(やぐらでは岡田西組,岡田中組,岡田北組)と、山手である「陸」に分かれており、山手にある里外神社に宮入りする事から陸宮本と呼ばれている。ちなみに里外神社に宮入りする4台のやぐらの中で、宮一番の特権がある。

◎ 陸宮本関連サイト
・宮本やぐら保存会 → http://miyamoto.omiki.com/