- 地車研究 feat. 男里北組 -
- 2007/3/16 -
● 男里北組
(おのさときたぐみ・泉南市雄信達地区) ・新調:明治時代末期 ・大工:不明 ・彫師:不明 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照 ・本幕:梶内だんじり(大阪夏の陣) ・宮入:男神社 ◎ やぐらの歴史 先々代のやぐらは桑畑から購入。先代やぐらは新町から購入するが、室戸台風(昭和9年9月21日上陸)で壊れる。 ◎ 現在のやぐら 明治時代末期に岡中のやぐらとして新調されたやぐらで、途中樽井の個人に売却されてるが、昭和10年頃に当時85円で購入する。第二室戸台風(昭和36年9月16日上陸)以来曳行休止されてましたが、昭和63年から曳行再開。やぐらには珍しい大屋根・小屋根ともに飾目が施されている。平成14年には本幕を新調、淡路の梶内だんじり製で大阪夏の陣を題材にしている。提灯は「北」。 ◎ 彫物図柄解説 【大屋根廻り】 ・飾目 − 唐獅子 ・懸魚 − 牛若丸弁慶、五条大橋の出会い ・車板 − 正面:張果老仙人,瓢箪から駒 ・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍 【小屋根廻り】 ・飾目 − 親子唐獅子 ・懸魚 − 牡丹の唐獅子 ・枡合 − 後正面:呂布 山昇て敵の陣中を計る、 右:?、 左:? ・幕板 − 右:曹洪 曹操を扶け大河を越す、 左:玄徳、的廬踊らせて檀渓を跳ぶ ◎ 曳行パターン パレード:ところ曳き、男里北組,男里南組,朝日町連合曳き、泉南市パレード 宵宮:ところ曳き、雄信達パレード(男里北組,男里南組,幡代,馬場と連合曳き) 本宮:ところ曳き、男神社へ宮入 … 平成14年8月25日 本幕新調記念曳行が行われました。(写真:本幕右側) 平成14年8月25日 本幕新調記念曳行が行われました。(写真:本幕左側) 平成16年10月8日 男里やぐら復興30周年記念曳行として、宵宮の前日にやぐらが曳かれました。 平成17年10月2日 男里北組,男里南組,朝日町やぐら連合曳きに、この年のみ濱中講のやぐらも参加しました。 |