- 地車研究 feat. 大東組 -
- 2007/5/11 -






大東組 (おおひがしぐみ・岬町淡輪地区)
 ・新調:明治30年頃
 ・大工:不明
 ・彫師:西岡弥三郎氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:不明
 ・宮入:船守神社

◎ 現在のやぐら
明治30年頃に泉南市方面から購入したと言われている。これが確かなら泉南市樽井地区の提灯講が高い。彫師は西岡弥三郎氏。提灯は正面に「御神燈」、屋根周りには赤地に白文字で「東」。

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・飾目 − 正面:吽形の唐獅子、 背面:波龍
・懸魚 − 正面:阿形の唐獅子、 背面:鷲の猿掴み
・欄間 − 正面:轟天雷凌振 梁山泊に子母砲を撥す
・幕板 − 右:天竺の班足王?、 左:入雲龍 公孫勝
・脇障子 − 右:轟天雷凌振 山塞に風火子母砲を放つ、 左:?
・犬勾欄 − 玄武
【小屋根廻り】
・飾目 − 波龍
・懸魚 − 鷲の猿掴み

◎ 曳行パターン
宵宮:ところ曳き、船守神社へ宮入
本宮:ところ曳き、淡輪漁港、船守神社へ宮入