- 地車紹介 feat. 深日1号 -
- 2008/4/26 -






深日1号 (浜) (ふけ1ごう・岬町深日地区)
 ・新調:昭和61年 (平成20年4月20日下出より譲受入魂式)
 ・大工:吉岡利一氏
 ・彫師:木下頼定氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:中津靖子氏
 ・宮入:国玉神社

◎ 先々代のやぐら
先々代のやぐらは、下孝子で解体保存されている。

◎ 先代のやぐら
先代のやぐらは新調年,大工,彫師ともに不明。このやぐらは阪南市新町より、道幅が狭いので1,2年しか使われていないやぐらを購入したが、平成19年10月21日日曜日に昇魂式を実施後、同年12月9日日曜日に解体処分されました。

◎ 現在のやぐら
現在のやぐらは昭和61年に大工:吉岡利一氏、彫師:木下頼定氏によって下出のやぐらとして新調、同年9月7日日曜日に波太神社にて入魂式を挙行しました。平成19年10月28日日曜日に神上式(昇魂の儀)を実施、同日深日1号へ搬出されました。一部修復を施した後、平成20年4月20日日曜日にやぐら部屋前にて入魂式を実施、正式に深日1号となりました。提灯は白地に赤文字で「深日」。

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後ろ:雲に鶴
・車板 − 正面:柴田勝家 勇力、雲に富士
・枡合 − 正面:牛若 弁慶五条大橋の出会い、 右:新田義貞 稲村ヶ崎宝剣を奉ず、
        左:楠公子別れ 桜井の駅
・欄間 − 左:堀尾茂助 勇力、 右:?
・柱巻 − 左:昇龍、 右:降龍
・幕板 − 左:根来合戦記、 右:?
・脇障子 − 左:阿形の唐獅子、 右:吽形の唐獅子
・犬勾欄 − 正面:牡丹に唐獅子
・板勾欄 − 正面:牡丹に唐獅子、 左:倶利伽羅峠の戦い(火牛の計)、 右:?
・縁葛 − 波に千鳥
【小屋根廻り】
・鬼板 − 獅噛み
・懸魚 − 松に鷹
・車板 − 唐子遊び・雪だるま遊び
・枡合 − 正面:児島高徳 櫻木に歌を詠む、 右:曽我十郎、
        左:日吉丸 蜂須賀小六の出合い
・欄間 − 左:根来合戦記、 右:今川義元 討死す
・太鼓周り − 雲に鶴
・幕板 − 左:堀尾茂助 勇戦、 右:木津川口の合戦
・板勾欄 − 梅,松,竹,牡丹
・縁葛 − 吽形の唐獅子

◎ 曳行パターン
宵宮:ところ曳き
本宮:ところ曳き、国玉神社へ宮入

◎ 深日1号の略年表
平成19年−提燈のデザインを「深日」から「深」「日」へ変更。
平成19年10月21日−先代やぐらの昇魂式を実施。
平成19年10月28日−神上式を終えた下出やぐらを搬入。
平成19年12月9日−先代やぐらを解体。
平成20年4月20日−現在のやぐらを新調、やぐら部屋前にて入魂式を実施。

◎ 深日関連サイト
・深日のやぐら → http://www.rinku.zaq.ne.jp/bkbii308/

   …

 平成19年10月7日
提燈のデザインが「深日」から「深」「日」へ変更されました。(右下枠内は去年までの提燈です)

 平成19年10月21日
次週の下出からのやぐら搬入を控え、昇魂式が行われました。

 平成19年10月28日
下出やぐら神上式を終えたやぐらが、深日1号として搬入されました。

 平成19年12月9日
10月21日(日)の昇魂式を終えたやぐらが、遂に解体されました。

 平成20年4月20日
下出から譲受したやぐらの入魂式が、4月20日(日)にやぐら部屋前にて行われました。