- 地車紹介 feat. 岬連中南組 -
- 2008/11/1 -






岬連中南組 (みさきれんちゅうみなみぐみ・岬町淡輪地区)
 ・新調:明治26年 (平成20年9月27日陸宮本より譲受御清め式)
 ・大工:不明
 ・彫師:美濃村松雲氏
 ・彫物:下記「彫物図柄解説」参照
 ・本幕:不明
 ・宮入:船守神社

◎ 岬連中の歴史
岬連中の創建は昭和37年頃に子供神輿新調。平成14年まで使われ、平成16年5月9日昇魂式を実施し同年6月中旬に東京都八王子市別所2のエミネンス長池南団地へ譲渡。また昭和59年〜60年に太鼓台(四輪の軽トラックベースの山車)を新調するが、平成15年4月19日に昇魂式を実施し、同年10月4日に愛媛県西条市のお寺に譲渡される。やぐらの歴史は平成15年に先代岡田参号(岡田北組)のやぐらを購入、同年1月12日に入魂式を実施。平成20年に先代陸宮本のやぐらを購入したのに伴い、先代岡田参号のやぐらを岬連中北組、先代陸宮本のやぐらを岬連中南組と称する。

◎ 現在のやぐら
明治26年に岡田西出のやぐら(先代岡田西組)として大工:不明、彫刻:西岡一門(彫又)の手によって新調されたやぐらで、大正5年に陸宮本が購入。平成20年4月20日日曜日に里外神社にて昇魂式を実施後、5月18日日曜日に岬連中へ搬入。9月27日土曜日にやぐら部屋前にて御清め式を実施しました。提灯は正面に「岬」、屋根周りには白地に赤文字で「南組」。

◎ 彫物図柄解説
【大屋根廻り】
・鬼板 − 鬼板
・懸魚 − 正面:鳳凰、 後ろ:波濤
・虹梁 − 牡丹に鳳凰
・柱巻 − 右:昇龍、 左:降龍
・幕板 − 右:賽仁貴郭盛、 左:?
・犬勾欄 − 波に千鳥
・板勾欄 − 波に千鳥
・縁葛 − 浪に千鳥
【小屋根廻り】
・鬼板 − 鬼板
・懸魚 − 松に鷲
・車板 − 豊干仙人
・幕板 − 右:武松絣紗綾の衣服を穿て景陽ヶ岡に大虎を提げ拳を以て打殺すを、
       左:黒旋風李達沂州沂縣百丈村の産江州白龍神乃廟門を二斧を
              以て撃毀す (水滸伝)
・虹梁 − 牡丹に鳳凰

◎ 曳行パターン
宵宮:ところ曳き(予定)
本宮:ところ曳き(予定)

◎ 岬連中南組の略年表
・明治26年 − 岡田西出のやぐら(先代岡田西組)として新調。
・大正5年 − 陸宮本がやぐらを購入。
・平成20年4月20日 − 里外神社にて昇魂式を実施。
・平成20年5月18日 − 岬連中へ搬入。
・平成20年9月27日 − やぐら部屋前にて御清め式を実施。

   …

 平成19年まで
陸宮本のやぐらとして曳行されてました。

 平成20年4月20日
里外神社にて昇魂式を実施。

 平成20年5月18日
先代陸宮本のやぐら、岬連中へ搬入。

 平成20年9月27日
やぐら部屋前にて御清め式を実施。